ヤエン釣りや泳がせ釣りに欠かせない「活アジ」。
しかし夏場になると「すぐに弱ってしまう」「水槽で死にやすい」という悩みを持つ釣り人は多いはずです。
特に水温22度を超えると急激に弱ることが知られています。
この記事では、その原因を酸欠と暑さへの耐性の低さという観点から解説し、
さらにサバやカマスといった回遊魚との違いについても分かりやすくまとめます。
活アジが22度を超えると弱る原因
① 酸素消費量が急増する
・魚は変温動物のため、水温が上がると新陳代謝が活発化します。
・アジは特に「体を常に動かす習性」があるため、22度を超えると酸素消費が急激に増加。
・水槽内では酸欠状態に陥りやすく、弱ってしまう原因になります。
② 高水温による体力消耗
・水温が高いと、アジの血液中に取り込める酸素量が減少します。
・酸素が足りないのに体は動き続けるため、体力の消耗が早い。
・この結果、特に夏場は短時間で弱ってしまいます。
③ 水槽内の環境変化に敏感
・アジは回遊魚に比べ「鱗が柔らかく、ストレスに弱い」という特徴があります。
・高水温ではアンモニアや二酸化炭素の濃度が上昇しやすく、小さな変化でも命取りになります。
サバやカマスとの違い
では、なぜサバやカマスなど他の回遊魚は比較的元気を保てるのか?
サバ
・サバはアジと同じく回遊魚ですが、酸素要求量が高い代わりに速い遊泳力で水を循環させる能力を持っています。
・そのため高水温でもある程度は耐えられますが、やはり狭い水槽では長時間生かすのは難しい魚です。
カマス
・カマスは待ち伏せ型の捕食行動もする回遊魚。
・アジほど常に泳ぎ回らず、比較的落ち着いた行動が多いため、水槽内でも弱りにくい傾向があります。
・ただし急激な温度変化には弱く、夏場は同様に注意が必要です。
アジの特徴
・アジは「群れで常に泳ぐ習性」が強く、水槽でも動き続けます。
・そのため酸欠に直結しやすく、22度を超える環境では最も弱りやすい魚の一つです。
釣り人ができる対策
1. 海水氷で冷却
・活アジを入れるバケツには、氷を直接ではなく海水氷を使うのが鉄則。
・真水氷は浸透圧の関係でアジを弱らせます。
2. エアーポンプで酸素供給
・夏場はエアーポンプを強めに稼働し、酸素不足を防ぐことが大切です。
3. こまめな換水
・水温上昇を防ぐため、定期的に新鮮な海水と入れ替えます。
4. 収容数を減らす
・活アジをバケツに詰め込みすぎると、酸欠は一気に進行します。
・1匹あたりの水量を多めに確保することが長持ちの秘訣です。
まとめ
・活アジは水温22度を超えると酸欠と体力消耗で一気に弱る。
・サバやカマスは回遊魚でありながら、泳ぎ方や習性の違いで耐性に差がある。
・夏場の釣行では海水氷・エアーポンプ・換水・収容数調整といった対策が必須。
👉 結論として、**活アジを元気に保つカギは「水温管理と酸素供給」**です。
特に夏の南紀でのヤエン釣りや泳がせ釣りでは、このポイントを押さえるだけで釣果に直結します。


