月が地球の周りを回ることで、海水が引っ張られたり押し戻されたりして、満潮(海面が高い)と
干潮(海面が低い)が1日に2回ずつ起こります。
さらに、月の満ち欠けによって潮の動きの大きさが変わり、それが「潮回り」と呼ばれる
5つの種類に分かれます。
🌕 月と潮の関係
潮の動きは、月と太陽の位置関係によって変化します。
- 新月・満月の頃:月と太陽が地球に対して一直線に並ぶため、引力が強くなり潮の動きが最大になります(=大潮)。
- 上弦・下弦の月の頃:月と太陽が直角に位置するため、引力が打ち消し合い潮の動きが最小になります(=小潮)。
このように、月の満ち欠けは潮の強さに直結しているのです。
🐟 潮回りの種類と特徴
① 大潮(おおしお)
- 特徴:干満差が最も大きく、潮の流れが強い。
- 時期:新月・満月の前後数日。
- 釣りへの影響:海中の酸素やプランクトンが活発に動くため、魚の活性が高まり釣りに最適。特に「潮が動き始める時間帯(上げ始め・下げ始め)」が狙い目。
② 中潮(なかしお)
- 特徴:大潮と小潮の中間。潮の流れは適度。
- 時期:大潮の前後に数日間。
- 釣りへの影響:魚の活性も高く、場所によっては大潮よりも釣りやすいことも。アジ、イワシ、メバルなどが狙える。
③ 小潮(こしお)
- 特徴:干満差が小さく、潮の流れが穏やか。
- 時期:上弦・下弦の月の前後。
- 釣りへの影響:魚の活性は低めだが、潮の動きがゆっくりな分、地合い(魚が釣れる時間帯)が長く続くことも。ポイントが干上がりにくいので、昼夜問わず狙える。
④ 長潮(ながしお)
- 特徴:小潮の終わりに現れる、干満差がさらに小さい潮。
- 時期:旧暦の8日・22日頃。
- 釣りへの影響:潮の動きがほとんどなく、魚の活性も低い。釣果は期待しづらいが、静かな海を楽しむには良い日。
⑤ 若潮(わかしお)
- 特徴:長潮の翌日。潮が再び動き始めるタイミング。
- 時期:長潮の次の日。
- 釣りへの影響:潮の流れはまだ弱いが、徐々に活性が戻る。アオリイカやシーバスなど、潮の変化に敏感な魚を狙うにはチャンス。
📅 潮回りの周期
潮回りは約15日周期で変化します。以下のような流れで繰り返されます
このサイクルを把握しておくと、釣行計画が立てやすくなります。
🎣 潮汐を釣りに活かすコツ
- 潮見表をチェック:釣行前に潮見表を確認し、潮回りと満潮・干潮の時間を把握しましょう。
- 時合を狙う:「上げ3分・下げ7分」と言われるように、潮が動き始めるタイミングが最も魚の活性が高まる時間帯です。
- 潮止まりは避ける:満潮・干潮のピーク時は潮の動きが止まり、魚の活性も落ちる傾向があります。
🌟 まとめ
潮汐は釣りの成果に直結する重要な自然現象です。
月の満ち欠けと潮の動きを理解することで、釣りの楽しさと奥深さがぐっと広がります。
初心者の方も、まずは「大潮」「中潮」などの潮回りを意識して釣行してみてください。
自然のリズムに寄り添うことで、魚との出会いもより豊かなものになるはずです。
潮の動きに耳を澄ませて、海と対話するような釣りを楽しんでくださいね。


