アジは日本全国の沿岸で釣れる人気魚ですが、実は「居付き型」と「回遊型」に分類されることをご存じでしょうか?
この違いを理解することで、釣果はもちろん、食味や調理法の選び方にも大きな差が出ます。
この記事では、釣り人・料理人・魚好きの方に向けて、アジの居付き型と回遊型の違いを科学的・
実践的に解説します。
🐟 居付き型と回遊型の基本的な違い
| 特徴 | 居付き型アジ | 回遊型アジ |
|---|---|---|
| 生息場所 | 漁港・湾内・藻場など定着性の高い場所 | 沖合から沿岸へ季節や潮流に応じて移動 |
| 行動パターン | 一定の場所に留まり、レンジを変えながら捕食 | 群れで移動し、時合いに合わせて接岸・離岸 |
| サイズ傾向 | 小〜中型が多く、数釣り向き | 中〜大型が多く、筋肉質で引きが強い |
| 見た目の特徴 | 黄色味を帯びた体色(「金アジ」など) | 背や喉が黒っぽい(「セグロ」など) |
🌊 生態の違いと釣り方のポイント
居付き型アジの特徴
- 湾奥や漁港内など、潮通しが穏やかで栄養豊富な場所に定着
- プランクトン中心の食性で、スローな誘いに反応しやすい
- 「止め」や「レンジキープ」など繊細な釣りが有効
回遊型アジの特徴
- 潮流に乗って広範囲を移動し、時合いに合わせて接岸
- ベイトフィッシュを追うこともあり、活性が高い
- フォールスピードを意識したテンポの速い釣りが効果的
🍽 食味の違いとおすすめ料理
居付き型アジの味わい
- 体色が黄色味を帯びた「金アジ」はブランド化されるほどの美味
- 脂が乗りやすく、身に甘みと旨味が凝縮
- 刺身・なめろう・炙りなど、生食に最適
回遊型アジの味わい
- 潮に揉まれて筋肉質なため、身が締まり歯ごたえがある
- 脂は控えめだが、さっぱりとした味わい
- フライ・南蛮漬け・塩焼きなど加熱調理に向く
居付き型は「旨味重視」、回遊型は「食感重視」といった違いがあり、料理の目的に応じて使い分けるとベストです。
🔍 見分け方のコツ
- 体色:黄色っぽい → 居付き型、黒っぽい背や喉 → 回遊型
- サイズ:小型で数釣り → 居付き型、大型で引きが強い → 回遊型
- 釣れる場所と時間帯:漁港内で安定して釣れる → 居付き型、潮の変化で一時的に釣れる → 回遊型
📝 まとめ:アジのタイプを知れば釣りも料理ももっと楽しくなる!
アジは一括りにされがちですが、「居付き型」と「回遊型」では生態も味もまったく異なります。
釣りでは狙い方が変わり、料理では味の活かし方が変わる。
この違いを理解することで、釣果アップはもちろん、食卓の満足度も格段に向上します。
次回釣りに出かける際や鮮魚を選ぶ際には、ぜひ「居付きか?回遊か?」を意識してみてください。


