イガミ(ブダイ)釣りをしていると、「エサは何を使うべきか?」という疑問に必ずぶつかります。
多くの人が「イガミといえばホンダワラ」というイメージを持っているかもしれません。
しかし、もしイガミの本当の食生活を知れば、あなたの餌選びの戦略は劇的に変わるはずです。
実は、イガミは海の中で実に様々なものを食べている**「グルメな雑食家」**なのです。
今回は、イガミが海の中で「何を」「どれくらいの割合で」食べているのか、具体的なデータに
基づいてその食性を解き明かし、あなたの釣果をアップさせるためのヒントを徹底解説します。
データで見る!イガミの気になる食性の内訳
ある研究でイガミの胃の内容物を調査したところ、その食生活の驚くべき内訳が明らかになりました。
イガミの食事の約7割は海藻類ですが、残りの約3割はカニやフジツボといった動物性の餌で占められています。
この割合こそ、イガミ釣り攻略の最大のカギとなるのです。
① 海藻類全般(40〜50%):食生活の基本
イガミの主食は、やはり海藻類です。
アオサやテングサ、ワカメの仲間など、その磯に生えている様々な海藻を、強靭な歯でかじり取って食べています。
豊かな藻場がイガミの絶好の住処となるのは、まさにこの食性のためです。
② ホンダワラ(20〜30%):大好物だが…
海藻類の中でも、ホンダワラは特にイガミの大好物とされています。
そのため、釣りエサとして抜群の効果を発揮し、「特効エサ」と呼ばれてきました。
しかし、ご存知の通り、近年は磯焼けなどの影響でホンダワラが激減しています。
(参考記事:【衝撃】イガミ釣りの特効エサ「ホンダワラ」はなぜ消えた?磯焼けと環境変化がもたらす深刻な理由)
そのため、イガミの食性も変化し、他の海藻や動物性の餌への依存度が高まっている可能性が考えられます。
③ 動物性の餌(20〜30%):釣果を分ける重要ファクター
ここが最も重要なポイントです。 イガミは食事の2〜3割を、動物性の餌に頼っています。
具体的には、
- フジツボ
- カメノテ
- イソガニ
- ゴカイ類
- 貝類
などを、その硬い殻ごとバリバリと噛み砕いて捕食しているのです。 海藻だけでは不足しがちな栄養素を、これらの動物から摂取していると考えられます。
イガミの食性を釣りに活かす!餌選びの3つの戦略
この「雑食性」という事実を理解すれば、私たちの餌選びの選択肢は格段に広がります。
戦略①:海藻餌のバリエーションを増やす
「ホンダワラがないから釣れない」と諦める必要はありません。
イガミは他の海藻も食べているのですから、ハバノリやアオサ、ワカメなども有力な餌候補になります。 エサ持ちは悪いですが、食い込みは抜群なことがあります。
その釣り場のイガミが普段何を食べているか観察し、それに合わせるのが効果的です。
戦略②:「動物性の餌」でライバルに差をつける
周りの釣り人が海藻類のエサで苦戦している時こそ、動物性の餌の出番です。
カニやフジツボ、カメノテといった餌は、餌取りに強く、思わぬ大型がヒットする可能性を秘めています。
特に、海藻が少ない時期や場所では、絶大な効果を発揮することがあります。
戦略③:季節と場所で「今日のメニュー」を読む
イガミの食性は、季節や場所によって微妙に変化します。
- 冬〜春: 海藻が豊富なため、海藻類への反応が良い傾向。
- 夏〜秋: 水温が高く、動物性の餌への反応が良くなることも。
また、フジツボがびっしり付いた堤防や、カニが多く潜むテトラ帯など、その釣り場の環境をよく
観察し、「今ここでイガミが一番食べていそうなものは何か?」を推測することが、釣果への一番の近道です。
まとめ:イガミの「食」を制する者が釣りを制す
今回は、データに基づいてイガミの食性を深掘りしました。
- イガミは海藻約7割、動物性約3割の雑食性である。
- ホンダワラへのこだわりを捨て、多様な餌を試すことが重要。
- その日の状況を読み、餌を使い分けることで釣果は飛躍的に向上する。
「ホンダワラ一択」という固定観念から脱却し、イガミの多様な食生活にアプローチすることが重要!


