「酸素」と聞くと、森林や植物をイメージする人が多いかもしれません。
しかし、実は私たちが吸っている酸素の大部分は 海から生まれている ことをご存じでしょうか?
その主役は、目には見えないほど小さな 植物プランクトン です。
本記事では、海とプランクトンがどのように酸素を生み出し、地球環境を支えているのかを、
わかりやすく解説します。
1. 酸素の多くは海から生まれている
一般的に「酸素=森」と考えられがちですが、地球の酸素供給の割合を見ると驚きの事実があります。
・森林や植物がつくる酸素 → 約30%
・海のプランクトンがつくる酸素 → 約50〜70%
つまり、私たちが呼吸している酸素の 半分以上は海由来 なのです。
海こそ、地球最大の酸素工場と言えます。
2. 酸素をつくるプランクトンとは?
酸素を生み出すのは 植物プランクトン。
海に漂いながら太陽光を浴びて光合成を行い、二酸化炭素を取り込み、酸素を放出します。
代表的な種類は――
・ケイソウ
・渦鞭毛藻(うずべんもうそう)
・ラン藻類(シアノバクテリア)
これらが大気中に膨大な酸素を供給し、魚類や海洋生物、そして私たち人間の呼吸を支えているのです。
3. なぜプランクトンが酸素を大量に生み出せるのか?
植物プランクトンは数が膨大で、海全体に広がっています。
その光合成能力は森林に匹敵、いやそれ以上です。
・太陽光が届く表層に広く分布している
・海流によって常に養分が供給される
・繁殖力が非常に高い
そのため、地球規模で酸素を生み出すことが可能なのです。
4. プランクトンと地球環境のつながり
プランクトンは酸素をつくるだけでなく、 二酸化炭素を吸収 する役割も果たしています。
実際に、人間活動で排出された二酸化炭素の 約3分の1は海が吸収 しているといわれています。
つまりプランクトンは――
・大気中のCO₂を減らす
・酸素を生み出す
・地球温暖化を抑制する
という、まさに 地球環境の守護者 的な存在です。
5. プランクトンと海洋資源の関係
酸素をつくるだけでなく、プランクトンは 食物連鎖の起点 でもあります。
・植物プランクトン → 動物プランクトン → 小魚 → 大型魚 → 人間
釣り人にとっても、魚の豊かさはプランクトンの量に大きく左右されます。
つまりプランクトンは「酸素の供給源」であると同時に「海の豊かさの源」でもあるのです。
6. まとめ
・地球の酸素の50〜70%は海から生まれている
・その主役は目に見えない植物プランクトン
・酸素供給だけでなく二酸化炭素の吸収にも大きく貢献
・食物連鎖の起点として海の生態系を支える
海は、私たちが呼吸できる環境そのものをつくっている場所です。
プランクトンがいなければ、地球の酸素は激減し、生命は成り立ちません。
「酸素を生み出すのは森」ではなく、実は「海のプランクトンが地球を支えている」という事実――。
これはもっと広く知られるべき重要なテーマです。


