イカ墨はなぜ落ちにくい?服についたシミが頑固に残る理由を徹底解説

釣りや料理でイカを扱っていると、うっかり服にイカ墨が付いてしまうことがあります。

しかし、普通の泥汚れや食べ物のシミと違い、イカ墨の汚れはなかなか落ちません。

この記事では「イカ墨の汚れが落ちにくい理由」と「対処のヒント」を解説します。


① イカ墨にはメラニン色素が多く含まれている

・イカ墨の黒さの正体は「メラニン色素」です。
・人の髪や肌の色を作るのと同じ成分で、非常に安定した色素です。
・メラニンは紫外線や漂白剤にも強く、簡単には分解されません。

そのため、一度繊維に入り込むと黒い色が残り続け、普通の洗濯では落ちにくくなるのです。


② タンパク質を含んでいるため繊維に結合する

・イカ墨には色素だけでなく「タンパク質」も含まれています。
・このタンパク質が繊維と結合し、シミとして定着してしまいます。
・血液や卵黄のシミが落ちにくいのと同じ仕組みです。

特に、綿やウールなどの天然繊維はタンパク質と絡みやすいため、黒い染みが深く残ってしまいます。


③ 水溶性+油性の両方の性質を持つ

・イカ墨は「水に溶ける成分」と「油に溶ける成分」の両方を含んでいます。
・そのため、ただ水で洗っても油性成分が残り、洗剤だけでも完全に落としきれません。
・二重の性質を持つため、一般的な洗濯方法では落とすのが難しいのです。

これは「油性マジックインク」や「口紅のシミ」が残るのと同じような理由です。


④ イカ墨のシミを落とすポイント

完全に防ぐのは難しいですが、以下の方法で落としやすくなります。

  1. すぐに流水で洗う
     時間が経つほど繊維に定着してしまうため、まずは素早い対応が重要です。

  2. 中性洗剤+ぬるま湯で揉み洗い
     水だけでは油性成分が残るため、必ず洗剤を使います。

  3. 酸素系漂白剤を使う
     塩素系は色柄物を傷めるため注意。酸素系なら生地を傷めにくく、メラニン色素にも有効です。

  4. 完全に乾く前に繰り返し洗う
     一度乾いてしまうと、色素とタンパク質が固まってさらに落ちにくくなります。


まとめ

・イカ墨が落ちにくいのは「メラニン色素」「タンパク質」「水溶性+油性の両性質」という3つの要因が重なっているためです。

・普通の泥汚れよりもしつこく、放置すると完全にシミになってしまいます。

・服に付いたらすぐに洗い流し、中性洗剤や酸素系漂白剤を使うのが効果的です。

イカをさばくときやイカ墨料理を作るときは、汚れてもよい服やエプロンを着ておくのが一番の予防策です。

イカ墨が落ちにくいのは「メラニン色素」「タンパク質」「水溶性+油性の両性質」という3つの要因が重なっているため。釣太郎

 

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