魚は特定のタナ(水深)に集中している理由と釣果への影響 ――タナ合わせこそが釣果の分かれ道

釣りの世界では「タナがすべて」と言われるほど、水深調整は極めて重要です。

魚は水中を縦横無尽に泳いでいるように見えますが、実際には一定の「好む層」に集中して生活しています。

・タナが合えばアタリ確率は 80〜90%
・タナがズレればアタリ確率は 5%以下

この差は仕掛けやエサの工夫よりもはるかに大きく、釣果の成否はほぼ「タナ合わせ」で決まると言っても過言ではありません。


魚が特定のタナに集まる理由

① 水温の適正範囲

魚は変温動物であり、水温に大きく左右されます。

例えばアジは20℃前後を好み、イサギはやや高めの25℃前後で活性が上がります。

水温の快適帯が形成される層に、群れごと集中する傾向があります。

② 酸素濃度

海中の酸素は水面近くに多いですが、風や波で攪拌されにくい日や夏場は中層や深場の酸素濃度が低下します。

そのため、酸素濃度が適したタナに魚が集まります。

③ 光量と視覚条件

魚種によって好む明るさは異なります。

・青物(ブリ、カンパチ)は比較的明るい中層を回遊。

・チヌやグレは日中でも日陰になる層に身を潜める傾向。

・アオリイカは光が差し込みすぎない中層〜底付近で狩りを行うことが多い。


タナが釣果を左右する実例

例1:堤防アジ釣り

サビキ仕掛けでタナを1m誤ると、全く釣れないことも珍しくありません。

隣で爆釣している人との差は、ほぼ「タナ設定」だけに起因することも多いです。

例2:アオリイカのウキ釣り

アジを泳がせるタナが合っていないと、目の前を素通りされます。

逆に、タナをジャストで合わせるとすぐに抱きつかれ、アタリ確率は一気に80〜90%まで跳ね上がります。


まとめ

魚は海全体に散らばっているのではなく、環境条件に適した「タナ(水深)」に集中しています。

そのため、どれだけ仕掛けやエサを工夫しても、タナがズレていれば釣果は期待できません。

「タナが合えばアタリ確率80〜90%、外せば5%以下」――この数値こそが、釣果の差を決定づける最大要因です。

初心者こそまず「タナを探る」ことに注力するべきであり、これが最速で釣果を上げる近道となります。

魚は海全体に散らばっているのではなく、環境条件に適した「タナ(水深)」に集中しています。釣果=棚取り。釣太郎

 

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