アオリイカの産卵時期は、地域や海水温によって多少の差はありますが、一般的に以下のような傾向があります。

■ 基本的な産卵時期
・本州(特に西日本)
4月~7月頃がピーク。
特に水温が18~22℃に安定する春から初夏にかけて、産卵が最も活発になります。
・九州~沖縄地方
3月頃から産卵が始まり、長い場合は8月頃まで続くことがあります。
暖かい海域では産卵シーズンが早く、かつ長めです。
・東北地方などの北日本
水温が上がるのが遅いため、5月~7月がメイン。
北海道では夏が中心で、年によっては8月頃まで続きます。
■ 産卵行動の特徴
・アオリイカは1年で寿命を終える「年魚」タイプが多く、産卵期を迎えると体力を使い果たして死を迎えることが多いです。
・水深2~10m程度の藻場や沈み木、ロープ、海藻が密集した場所などに卵を産み付けます。
・卵はぶどうの房のような白いカプセル状で、1匹のメスが数百~数千個の卵をまとめて産みます。
■ 最近の傾向
近年は地球温暖化の影響で海水温が高い状態が続くため、
・秋生まれの個体が冬を越して春に産卵
・春だけでなく、秋や初冬にも小規模な産卵が起きる
といった「通年に近い産卵」も一部地域で見られるようになっています。

