① 冬に脂肪を肝臓に貯め込む習性がある
・カワハギは本来、白身魚で身自体には脂が少ない魚です。
・冬の産卵前の時期になると、エサとして食べるカニや貝類から摂取した脂肪分を肝臓に集中して蓄えます。
・この脂肪が濃縮されることで、冬場のカワハギの肝は大きくなり、旨味が増すのです。
・特に10月~12月の寒い時期は、釣り人が「肝パン」と呼ぶほど膨らんだ肝が特徴的になります。
② 内臓脂肪の貯蔵場所が肝臓に偏っている
・魚によっては脂肪を皮下や筋肉に蓄える種類もいますが、カワハギはほぼ肝臓に集中的に蓄えます。
・これは彼らが普段から「貝や甲殻類など硬い餌」を食べており、栄養を効率よく一か所にストックする必要があるためと考えられています。
・身が淡白な分、肝が「脂肪と旨味の貯蔵庫」として重要な役割を担っているのです。
③ 冬に備えたエネルギー貯蔵器官として進化
・カワハギは水温が低い冬場には活動がやや落ち、餌を取る機会も減ります。
・そのため、秋のうちに栄養を蓄え、産卵や冬越しのエネルギー源として肝を大きく発達させる習性を持っています。
・特に産卵前のメスは肝がさらに大きくなる傾向があります。
✅ まとめ
・カワハギの肝が大きいのは、脂肪をほぼ肝臓だけに貯める体質のため。
・冬~初春の産卵前に栄養を溜め込むため、特に大きくなる。
・この肝に旨味成分が凝縮されることで、ポン酢などで食べる「カワハギの肝和え」が絶品とされる理由にもなっています。


