「エビ」と一口にいっても、日本国内で流通しているエビには多くの種類が存在します。
スーパーや寿司店、天ぷら屋などで見かけるあのエビは、一体どの種類なのでしょうか?
本記事では、全国で流通しているエビの全種類を網羅的に紹介しながら、それぞれの特徴・味わい・用途・価格帯まで詳しく解説します。
エビ好きな方はもちろん、飲食関係者や魚介類を扱う方にも役立つ「永久保存版のエビカタログ」です!
【目次】
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日本で流通している主なエビの種類一覧
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各エビの特徴と用途を徹底解説
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高級エビ VS 大衆エビの違い
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養殖エビと天然エビの違いとは?
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季節・用途・料理別おすすめエビ早見表
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まとめ:目的に合ったエビ選びを!
1. 日本で流通している主なエビの種類一覧
全国的に出回っているエビは、大きく分けて以下の種類に分類されます:
| 分類 | 種名(流通名) | 主な用途 |
|---|---|---|
| 高級エビ | クルマエビ | 寿司・天ぷら |
| 天然エビ | ボタンエビ | 刺身・高級料亭 |
| 天然エビ | アマエビ(ホッコクアカエビ) | 刺身・寿司 |
| 養殖エビ | バナメイエビ | エビチリ・フライ |
| 養殖エビ | ブラックタイガー | 炒め物・中華料理 |
| 地エビ | サクラエビ | かき揚げ・佃煮 |
| 地エビ | シバエビ | 天ぷら・煮物 |
| 地エビ | スジエビ | 佃煮・出汁 |
| 地エビ | テナガエビ | 川魚料理・唐揚げ |
| その他輸入 | アルゼンチンアカエビ | 加熱用・寿司ネタ |
2. 各エビの特徴と用途を徹底解説
【1】クルマエビ(車海老)
・分類:高級天然・養殖あり
・産地:鹿児島・熊本・三重など
・味の特徴:強い甘味とぷりぷりの食感
・用途:寿司・天ぷら・塩焼き
・特徴:日本の“エビの王様”。活け締めが主流で、生でも食べられる。
・価格帯:非常に高価(1尾500円〜)
【2】ボタンエビ(牡丹海老)
・分類:高級天然
・産地:北海道・北陸・東北
・味の特徴:とろけるような甘さ、ねっとり食感
・用途:刺身・寿司(高級店)
・特徴:見た目も大きく鮮やか。卵も人気。
・価格帯:1尾300円〜1000円超(サイズによる)
【3】アマエビ(甘エビ/ホッコクアカエビ)
・分類:天然
・産地:北海道〜日本海沿岸
・味の特徴:濃厚な甘味、ねっとり感
・用途:刺身・軍艦・寿司
・特徴:小型で殻が薄く、生食向き
・価格帯:手頃(10尾500〜800円程度)
【4】バナメイエビ
・分類:養殖(輸入が主)
・産地:東南アジア・中南米(タイ・インドネシア等)
・味の特徴:あっさりした旨味
・用途:フライ・天ぷら・エビチリ
・特徴:最も多く流通するエビ。養殖で安定供給。
・価格帯:安価(100gあたり100〜200円)
【5】ブラックタイガー
・分類:養殖(輸入が主)
・産地:東南アジア(インドネシア・ベトナム)
・味の特徴:身が大きく、加熱しても縮みにくい
・用途:中華料理・エビフライ
・特徴:プリプリで見栄えも良く業務用にも人気
・価格帯:やや高め(100gあたり300〜400円)
【6】サクラエビ(桜海老)
・分類:地エビ(国産天然)
・産地:静岡県駿河湾(由比)
・味の特徴:香ばしく旨味が凝縮
・用途:かき揚げ・炊き込みご飯・佃煮
・特徴:季節限定。ピンク色が鮮やか
・価格帯:高級品(10g数百円することも)
【7】シバエビ
・分類:地エビ(天然)
・産地:関東〜九州の沿岸部
・味の特徴:淡白で柔らかく上品
・用途:天ぷら・唐揚げ・煮物
・特徴:漁獲量が少なく知名度は低め
・価格帯:やや高め(旬期は高騰)
【8】スジエビ
・分類:淡水〜汽水域
・産地:河川・湖沼
・味の特徴:出汁に最適、煮ると濃厚
・用途:佃煮・味噌汁・つくだ煮
・特徴:雑魚として扱われるが通好み
・価格帯:非常に安価、趣味の採集向け
【9】テナガエビ
・分類:淡水系天然
・産地:全国の河川・湖沼
・味の特徴:香ばしく濃い味
・用途:唐揚げ・塩焼き・川魚料理
・特徴:釣り人にも人気の食材
・価格帯:市場流通少ないが直売所等で入手可
【10】アルゼンチンアカエビ
・分類:輸入冷凍(天然)
・産地:南米沖(アルゼンチン)
・味の特徴:濃い甘味、火を通しても柔らかい
・用途:寿司・加熱用
・特徴:鮮やかな赤色が特徴。生冷凍で大量流通
・価格帯:中価格帯(使いやすくコスパ良)
3. 高級エビと大衆エビの違いとは?
| 項目 | 高級エビ(クルマ・ボタンなど) | 大衆エビ(バナメイ・ブラックタイガー) |
|---|---|---|
| 食感 | ぷりぷり&とろける | 弾力しっかり |
| 味わい | 甘味・旨味が濃い | あっさり淡白 |
| 主な用途 | 生食・高級和食 | フライ・エビチリ・業務用 |
| 価格帯 | 高い | 安い |
| 漁獲/生産 | 国産天然 or 限定的養殖 | 海外養殖中心 |
4. 養殖エビと天然エビの違い
| 観点 | 養殖エビ | 天然エビ |
|---|---|---|
| 価格 | 安定&安価 | 変動あり・高価 |
| 味わい | あっさり傾向 | 甘味・旨味が強い |
| 安定供給 | ○(年中供給可能) | ×(季節・漁獲量に左右) |
| 食の安全性 | 薬品管理の議論あり | 自然の個体 |
5. 季節・用途・料理別おすすめエビ早見表
| 料理ジャンル | おすすめエビ | 備考 |
|---|---|---|
| 寿司 | クルマエビ・アマエビ | 生食が前提 |
| 天ぷら | シバエビ・クルマエビ | 小ぶりのほうが揚げやすい |
| フライ | ブラックタイガー・バナメイ | 加熱しても縮みにくい |
| 刺身 | ボタンエビ・アマエビ | とろける食感 |
| 中華料理 | ブラックタイガー | 炒め物・エビチリに最適 |
| かき揚げ | サクラエビ | 風味と香ばしさが魅力 |
| 川魚料理 | テナガエビ | 唐揚げや素焼きで旨い |
6. まとめ:エビの世界は奥が深い!
エビは「身近な食材」でありながら、実は種類ごとに全く異なる個性を持つ奥深い食材です。
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甘味を重視するならアマエビやボタンエビ
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プリッとした歯ごたえを楽しみたいならブラックタイガーやクルマエビ
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コスパ重視ならバナメイエビ
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風味や香ばしさを求めるならサクラエビやシバエビ
あなたの料理にぴったりのエビを選ぶことで、一皿の完成度がぐんと上がります。
季節や予算、料理に合わせて「ベストな一尾」を選んでみてはいかがでしょうか?


