「アオリイカが最高だと思っていたけど、ケンサキイカを食べてビックリした!」
そんな声をよく耳にします。
確かにアオリイカは高級イカの代名詞。
しかし、近年では**ケンサキイカ(地方名:アカイカ)**の人気が急上昇。
なぜケンサキイカは、アオリイカをしのぐ美味しさだと言われるのでしょうか?
その秘密は、**うま味成分の含有量が“約3割多い”**ことにあります。
■ うま味成分とは?〜甘味とコクの正体〜
イカの美味しさを決める主な成分は、以下のアミノ酸類です。
| 主なうま味成分 | 味の特徴 |
|---|---|
| グリシン | 上品な甘み |
| アラニン | やや強い甘味 |
| グルタミン酸 | 出汁のような旨味 |
| タウリン | コクとまろやかさを演出 |
これらが多く含まれているほど、「甘くてうまい」と感じやすくなるのです。
■ ケンサキイカはアオリイカよりうま味が“約3割”多い!
アオリイカとケンサキイカの**うま味成分合計値(可食部100gあたり)**を比べてみましょう。
| 種類 | うま味アミノ酸合計量 |
|---|---|
| アオリイカ | 約580〜600mg |
| ケンサキイカ | 約750〜780mg |
なんと、ケンサキイカはアオリイカよりも約30%も多くのうま味成分を含んでいます。
特にグリシンとアラニンが多く、甘みがより強く感じられます。
■ 食感も違う!とろけるケンサキ、もっちりアオリ
アオリイカは肉厚で、モッチリした歯ごたえが魅力。
一方ケンサキイカは、しっとり&とろけるような舌触りで、甘さが際立ちます。
この違いが「アオリは旨いけど、ケンサキの方がもっと甘くて美味しい!」という印象につながっているのです。
■ 「安くて旨い」夏限定の贅沢品、それがケンサキイカ
アオリイカは高価で、特に春の大型シーズンは1杯数千円。
一方ケンサキイカは、旬の夏には比較的手頃な価格で出回ります。
しかも刺身、沖漬け、天ぷら、塩焼き、炙り…どんな料理にしても極上。
食通の間では「夏のイカといえばアカイカ」とまで言われるほど。
■ まとめ:アオリイカ派も一度は食べてみて!
| 比較項目 | アオリイカ | ケンサキイカ(アカイカ) |
|---|---|---|
| うま味成分 | 580〜600mg | 750〜780mg(約3割多) |
| 食感 | モッチリ | トロける |
| 味の傾向 | 濃厚で上品な旨味 | 甘くてまろやかな旨さ |
| 価格 | 高級 | 手頃(夏が狙い目) |
| 調理の幅 | 刺身・天ぷらなど多彩 | 同様に万能 |
アオリイカも確かに絶品ですが、
“うま味の濃さ”と“甘さ”を求めるなら、ケンサキイカを選ぶ価値は十分にあります。
「このイカ、アオリじゃないのにこんなに旨いの!?」
そんな驚きが、きっと待っています。


