「またこの魚か…」
「本命じゃないからリリースで」
釣り場でこんな声が聞こえてくる魚たち。
でも、ちょっと待ってください!
釣り人に外道扱いされている魚の中にも、実は驚くほど美味しい魚がたくさん存在するのです。
この記事では、釣り人から“残念扱い”されがちな魚たちの、意外な美味しさとおすすめの食べ方を紹介します。
◆ 外道魚とは?まず定義から
「外道(げどう)」とは、狙っていない魚が釣れた時に使われる釣り用語です。
例えば、グレ狙いで釣りをしていてアイゴが釣れると「外道が来た!」となるわけです。
しかし中には、外道扱いとは思えないほど高い食味を誇る魚も少なくありません。
“外道”というレッテルで損している、美味しい魚たちを見直してみましょう!
◆ 実はうまい!外道扱いされがちな魚 5選
① アイゴ(バリ・バリコ)
釣り人からの評価:✕(トゲが危険/臭い)
実際の味:◎(白身でクセが少なく上品)
トゲに毒があり、強烈な磯臭さが敬遠されがち。
しかし、釣ってすぐに内臓を取って血抜きし、皮を引けば磯臭さはほぼゼロ!
塩焼きやフライにするとフワッと上品な白身が楽しめます。
② ボラ
釣り人からの評価:✕(水質によっては強烈な匂い)
実際の味:◎(寒ボラは絶品!)
汽水域のボラは泥臭いこともありますが、冬の海で釣れる寒ボラは別格。
刺身、洗い、塩焼き、唐揚げ…どれも美味。
卵巣を加工した「カラスミ」は高級珍味として有名。
③ キタマクラ(フグ類)
釣り人からの評価:✕(毒があり調理できない)
実際の味:◎(調理すれば一流の白身)※有資格者に限る
猛毒を持つため一般人が食べるのはNGですが、フグ調理師免許を持った料理人がさばけば極上の味。
釣ったら素人は絶対に食べてはいけませんが、プロの手にかかれば至高の逸品。
④ ウミタナゴ
釣り人からの評価:✕(小骨が多く、人気がない)
実際の味:◎(煮つけや唐揚げに最適)
外道代表ともいえる存在ですが、下処理して煮つけにすると非常に美味。
小骨が多い分、骨からダシも出るので煮魚や汁物に向いています。
⑤ サッパ(ママカリ)
釣り人からの評価:✕(見た目が地味・小型)
実際の味:◎(酢締めで絶品/ママ(ご飯)を借りに行くほど旨い)
サッパは瀬戸内海で「ママカリ」と呼ばれ、酢締めでご飯が止まらないほど美味しい魚。
小型で外道扱いされがちですが、釣れたらぜひ持ち帰って調理してみてください。
◆ 外道魚を美味しく食べるコツ
美味しい外道魚を食べるには、「下処理」が決め手です。
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血抜きは必須
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臭みのある魚は釣った直後に内臓を取る
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塩締め・酢締め・皮引きでニオイをカット
外道と呼ばれる魚は、処理次第で本命魚に負けないほどのポテンシャルを秘めています。
◆ まとめ:食わず嫌いはもったいない!
外道魚だからといって、味まで劣るわけではありません。
むしろ漁師や地元民は「外道のほうが旨い」と言うこともあるほど。
釣り人のみなさんも、「え、またコイツか…」と思ったときは、一度持ち帰って食べてみてはいかがでしょうか?
外道魚の美味しさを知れば、釣りの楽しみがもっと広がるはずです。


