■ 基本情報
・分類:スズキ目シイラ科
・別名:マヒマヒ(英語圏やハワイなど)
・体長:最大で2mを超えることもあり、体重は30kg以上になる個体も存在
・特徴:体は扁平で非常に細長く、頭は丸く大きい。成魚になると雄は額が張り出す。
・体色:鮮やかな金色、青緑色、エメラルドグリーンなどの光沢を持ち、興奮すると体色が激しく変化
■ 生息域と回遊
・世界の熱帯~温帯域の外洋に広く分布
・日本では、初夏から秋にかけて黒潮に乗って南方からやってくる
・特に伊豆諸島~南紀~九州太平洋側でよく見られ、秋には北陸や東北沿岸でも確認されることもある
■ 行動と習性
・高速遊泳&群れでの生活
・泳ぐ速度が非常に速く、時速60km以上で泳ぐとも言われる
・若魚は群れを作るが、成魚になるにつれ単独行動やペア行動が多くなる
・流れ藻に集まる習性
・流木や流れ藻(特にシガヤーダケなどの海藻)に集まる性質が強い
・その下にはベイトフィッシュ(小魚)が集まり、シイラの狩場となる
■ 食性(肉食性)
・非常に貪欲な捕食者で、小魚、イカ、甲殻類などあらゆる小型生物を捕食
・特にトビウオやキビナゴ、ムロアジなどの小魚を高速で追い回して食べる
■ 成長と寿命
・成長スピードが極めて速い魚の一つ
・孵化後わずか半年で40〜60cm以上に達する個体も存在
・寿命は約3〜5年程度と短く、そのぶん成長も早い
■ 繁殖
・卵は浮性卵(海面近くに浮く)で、年中繁殖が可能
・特に水温25〜30℃の高水温域で活発に産卵
・1回の産卵で数十万〜数百万粒の卵を産むとされている
■ 釣りとの関係
・日本では主に夏のオフショアキャスティングゲームの人気ターゲット
・トップウォーター(ポッパー・ペンシル)やミノー系ルアーへの反応が非常に良く、派手に水面を割る
・食味は賛否あるが、新鮮なものは刺身やムニエル、フライなどで美味
■ その他の特徴
・船を追いかけてくる好奇心旺盛な性格
・釣り上げると目を見張るほど美しい体色だが、死ぬとすぐに色がくすむ
・和歌山・高知・静岡・伊豆などでは、夏の船釣り・ジギング・流し釣りでよく狙われる
■ まとめ
シイラは、
・美しい体色
・速い遊泳能力
・激しい捕食性
・成長の早さ
など、非常にユニークな特性を持つ回遊魚です。
釣り人にとってはファイトが強烈で、初心者でも比較的狙いやすいため、夏の人気ターゲットとして知られています。

