海辺や川原を歩いていると、ときおり目を引く不思議な模様の小石に出会います。
今回紹介するのは、白と黒の斑点模様が特徴的なこの小石。
見た目はまるで大理石のようですが、実は「花崗岩(かこうがん)」と呼ばれる岩石の一種である可能性が高いのです。
■ この小石の正体は「花崗岩(Granite)」の一部!
白くてつやのある部分は主に「石英(クォーツ)」、灰色がかった部分は「長石(フェルスパー)」、そして黒い点々は「黒雲母(バイオタイト)」という鉱物で構成されています。
これらの鉱物が冷えて固まったことで、まるでモザイク模様のような独特の外観になります。
■ 花崗岩とは?釣り場や海岸でも見られる日本の代表的な岩石
花崗岩は、マグマが地中深くでゆっくり冷えて固まった深成岩の一つ。
日本では各地に分布しており、紀伊半島や伊豆半島、北海道、四国など、山地や海岸の岩場で多く見られます。
波や風雨で角が取れ、丸くなったものが小石として川や浜辺に流れ着くのです。
■ この小石ができるまでにかかる時間は?
このような丸みを帯びた小石ができるまでには、数万年から数百万年単位の年月が必要です。
大きな岩が風化し、川に削られて移動し、やがて海まで運ばれる中で、少しずつ角が削られて滑らかになります。
一見なんでもない石にも、長い地球の歴史が詰まっているのです。
■ 花崗岩が釣り場や海辺で注目される理由とは?
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・硬くて摩耗しにくいので、防波堤やテトラポッドの素材にもよく使われる
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・乾いた状態ではザラついていて、滑り止め効果がある
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・見た目が美しく、観賞用や庭石としても人気
特に釣り人にとっては、足場がしっかりした花崗岩の岩場は、安全かつ快適な釣りスポットになりやすいのです。
■ まとめ:何気ない小石にも、地球のドラマが隠れている
・この小石の正体は、白と黒の斑点模様が特徴の花崗岩(かこうがん)
・石英、長石、黒雲母の3つの鉱物からなり、深成岩に分類される
・滑らかな表面は、長い年月の風化と水流によって形成された証
・釣り場や海岸でも多く見られ、安全な足場や防波対策にも活用される
砂浜や河原で出会った小石にも、地球の歴史や自然の力が詰まっています。
ぜひ次回、釣りや海岸散歩の際には、小石に目を向けてみてください。


