かつて釣り業界は、魚の数やサイズを競う「競技指向」が主流でした。
しかしその流れは今、明らかに変わりつつあります。
釣りは勝ち負けではない。
ヘタでもボウズでも、楽しんだ者が勝ち。
そんな**“レジャーフィッシング”の時代が到来**しています。
競技だけの釣りは終わった?──市場縮小の理由
長年にわたり、釣り業界を支えてきたのは「競技志向」の中年男性層。
・大会形式の勝負
・専用ギアの性能重視
・情報の囲い込み
こうした文化は一部の層にとって魅力的でしたが、新規層が入りづらく、結果として市場の先細りを招く原因にもなりました。
特に若年層や女性、ファミリー層にとっては、「競う釣り=敷居が高い」「堅苦しい」と映っていたのです。
いま注目のレジャーフィッシングとは?
レジャーフィッシングの3つの特徴
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釣果より体験重視
→ ボウズでも「楽しかった」でOK! -
誰とでも楽しめる
→ 子ども・女性・初心者・高齢者…すべてが主役。 -
情報はオープン
→ 釣果や仕掛けはSNSやブログでどんどん共有!
釣りの本質は、「自然と向き合い、時間を共有する」こと。
数や大きさではなく、その一瞬をどう楽しむかが大切になってきています。
写真が語る「今どきの釣り風景」
今回の写真は、ある堤防の早朝風景。
競うでもなく、釣果に一喜一憂するでもない。
ただ、海と空の狭間で、静かに竿を出す数人の姿。
この空気こそが、レジャーフィッシングの真髄です。
「ただそこにいるだけで幸せ」──そんな時間を提供してくれるのが今の釣り。
大手メーカーの戦略失敗?──競技偏重のツケ
競技釣りを前面に打ち出してきた大手釣具メーカー。
一時は話題を集めましたが、
・市場全体の縮小
・若年層離れ
・SNSとのミスマッチ
といった問題が顕在化し、現在は戦略の見直しが急務となっています。
その一方、地域密着型の釣具店や現地発信型メディアが台頭。
等身大の釣り情報が共感を呼び、ファンを拡大しています。
まとめ:これからの釣りは“勝ち負け”より“満足感”
釣りはもっと自由で、もっと心地よいレジャーであるべきです。
うまくなくても、釣れなくても、それでいい。
自然の中で過ごす時間こそが、最高のご褒美。
そんな“釣りの原点”が、今あらためて見直されています。


