皆さん、こんにちは!いよいよ本格的な夏がやってきましたね。海、山、花火…と楽しいイベントが盛りだくさんの夏ですが、この時期に特に注意したいのが「食中毒」です。
「え、夏って食中毒が多いの?」と意外に思われる方もいるかもしれませんが、実は夏は食中毒の発生件数がグッと増える時期なんです。
今回は、なぜ夏に食中毒が増えるのか、その主な理由を3つご紹介します。しっかり理解して、楽しい夏の食卓を守りましょう!
理由1:気温と湿度の上昇で菌がウハウハ?!
夏に食中毒が増える最大の理由は、気温と湿度が上昇することです。
食中毒の原因となる細菌の多くは、20℃~40℃くらいの温度で最も活発に増殖します。
日本の夏はまさにこの「菌が最も喜ぶ温度帯」。加えて湿度も高いため、細菌にとっては繁殖しやすい最高の環境が整ってしまうのです。
例えば、少し室温に置いておいたお弁当や、バーベキューで調理済みの肉を長時間放置してしまった場合など、あっという間に菌が増殖し、食中毒のリスクが高まります。
理由2:水の事故だけじゃない!水分補給の落とし穴
夏は熱中症対策のために水分をこまめに摂ることが推奨されますが、この**「水分」が思わぬ落とし穴になることもあります。**
例えば、調理中に手洗いがおろそかになったり、洗い残しのある食器を使ってしまったりすると、水滴や水分を介して細菌が食品に付着・増殖する可能性があります。
また、冷たい飲み物を求めて氷を使う機会も増えますが、製氷機の清掃が不十分だったり、不衛生な手で氷を扱ったりすると、そこから菌が持ち込まれることもあります。
理由3:食習慣の変化とレジャーでの油断
夏は、冷やし中華やそうめんなど、火を通さずに食べられる料理が増えたり、バーベキューやキャンプといった屋外での食事が増えたりと、食習慣が変化する時期でもあります。
加熱しない食品は、菌を死滅させる機会が少ないため、食材の鮮度管理や調理器具の衛生管理がより重要になります。
また、レジャーの場では「開放的な気分」になるあまり、普段以上に衛生管理がおろそかになってしまうことも少なくありません。
例えば、屋外での調理中に十分な手洗いができなかったり、食材の保管温度が適切でなかったりするケースが考えられます。
夏の食中毒を避けるための3つの合言葉
夏に食中毒が増える理由が分かったところで、最後に食中毒予防の基本的な3つの合言葉をご紹介します。
- つけない!
- 調理前、食事前、トイレの後は石鹸でしっかり手洗い!
- 生肉や生魚を扱った調理器具は、他の食材に使う前に洗うか使い分けましょう。
- 増やさない!
- 食品は購入後すぐに冷蔵・冷凍庫へ。
- 調理後はできるだけ早く食べ切り、残った場合は速やかに冷蔵・冷凍保存しましょう。
- 冷蔵庫に入れていても菌はゆっくり増えるので、油断は禁物です!
- やっつける!
- 肉や魚は中心部までしっかり加熱しましょう。特に、ハンバーグや鶏肉などは要注意です。
- 生の食品を扱う際は、しっかり洗浄・殺菌しましょう。
これらの対策をしっかり実践して、今年の夏も安全で美味しい食生活を送りましょう!
[

