■ 性転換する魚の種類は?
代表的な例は次のとおりです。
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・マハタやクエ:小さいうちはメス → 大きくなるとオスに
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・スズメダイやカクレクマノミ:小さいうちはオス → 大きくなるとメスに
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・ベラ類(キュウセンなど):群れの状況に応じて性転換
■ なぜ性転換するの?その理由は「効率よく子孫を残すため」
魚が性別を変えるのは、生殖戦略としての進化的な適応です。
◎ パターン1:メスからオスに変わる魚(例:ハタ類、タイ類)
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・卵をたくさん産むには「体が大きい=体力と栄養」が必要。
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・でも、オスは体が大きいほどハーレムを作れて有利。
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→ 小さいときはメスとして卵を産み、大きくなってからオスになった方が有利!
◎ パターン2:オスからメスに変わる魚(例:クマノミなど)
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・小さい体でメスになっても、卵を十分産めない。
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・ペアや群れの中で大きなメスが死ぬと、次に大きなオスがメスに変わることで繁殖を維持。
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→ 社会的な役割に応じて性別を変える仕組み。
■ 性転換はどうやって起こるの?
ホルモンの変化によって、体内で卵巣や精巣が変化します。脳が状況(仲間の死、群れの構成など)を察知して、ホルモン分泌を切り替えることで性腺(生殖器官)そのものが変化します。
■ 人間にはない戦略!?
人間を含む哺乳類では、性別は遺伝子(XY・XX)で固定されていますが、魚のように環境や成長によって柔軟に変化する種も多く存在します。
■ まとめ
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・魚が性転換するのは、より効率的に子孫を残すための進化的な戦略。
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・体の大きさや群れの構成によって、オスからメス、メスからオスに変わる。
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・性転換はホルモンによって起きる生物学的な変化で、人間にはない特性。

