ゴキブリが段ボールを好む理由は、以下のような生態的・環境的な要因が重なっているためです。特に食品や湿気のある場所に段ボールがあると、ゴキブリの温床になりやすいので注意が必要です。
・1. 隠れ家に最適な構造
段ボールは波状の中空構造(コルゲート構造)になっており、
ゴキブリが入り込める細かい隙間が無数に存在します。
この隙間が「暗くて狭い場所を好む」ゴキブリにとって絶好の隠れ場所となり、
繁殖にも適しています。
・2. 適度な湿気を保持する
段ボールは紙素材のため、湿気を吸いやすく、
ある程度の水分を保った状態になります。
ゴキブリは乾燥に弱く湿気を好むため、
乾燥した環境よりも段ボールの内部を好んで潜みます。
・3. 匂いや汚れが染み込みやすい
段ボールは油分や食品の匂いを吸収しやすく、
人間にはわからないレベルの「餌の匂い」を放つことがあります。
これがゴキブリを呼び寄せる要因にもなっています。
特に台所や倉庫などに置かれた古い段ボールは要注意です。
・4. 繁殖・産卵に適した環境
段ボール内部の温度や湿度は安定しており、
卵鞘(らんしょう)を産みつけるのに適しています。
外敵に見つかりにくいため、繁殖場所として重宝されます。
・5. 運搬されやすく「侵入経路」にもなる
段ボールは宅配便や荷物の包装に使われることが多いため、
すでにゴキブリが潜んでいる段ボールがそのまま家庭内に持ち込まれることがあります。
これが新たな「侵入源」となり、室内でのゴキブリ発生につながります。
▼ 対策
・段ボールは長期間室内に置かない
・とくに湿気のある場所(キッチン・浴室周辺)には置かない
・使い終わったらすぐ処分するか、屋外保管に切り替える
・古い段ボールには殺虫剤や防虫スプレーを使用するのも有効
まとめ
段ボールはゴキブリにとって
「隠れやすい・湿気がある・匂いがする・運ばれてくる」
という、まさに理想の環境です。
家庭内でのゴキブリ発生を防ぐには、
段ボールの放置を避け、清潔・乾燥を保つことが非常に重要です。

