南紀白浜の豊かな海が育む海の幸の中でも、その力強い引きと濃厚な旨味で多くの人々を魅了する「カツオ」。
一本釣りで知られるカツオは、季節ごとにその味わいや漁獲方法が変化し、一年を通して異なる魅力を楽しませてくれます。
しかし、「カツオの旬っていつ?」「トロカツオって何月頃?」といった疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
この記事では、南紀白浜からの視点を交えつつ、カツオの年間スケジュールを徹底的に解説します。
旬の移り変わりから、それぞれの時期に最適な食べ方、そして地元和歌山でのカツオの楽しみ方まで、カツオを愛するすべての人に贈る【保存版】です。
これを読めば、一年中カツオの魅力を最大限に堪能できるはずです!
カツオの回遊と旬のメカニズム
カツオは、黒潮に乗って大きく回遊する魚です。
日本の太平洋沿岸を北上・南下することで、それぞれの地域に異なるタイミングで旬が訪れます。
- 北上するカツオ(初ガツオ): 春から夏にかけて、太平洋の温かい海域から北上してくるカツオを指します。脂が少なく、身が引き締まっているのが特徴で、さっぱりとした味わいが魅力です。
- 南下するカツオ(戻りガツオ): 秋から冬にかけて、北の冷たい海域で豊富な餌を食べて南下してくるカツオを指します。たっぷりと脂が乗っており、「トロガツオ」とも呼ばれ、濃厚な旨味ととろけるような食感が魅力です。
この回遊パターンによって、一年間で大きく2つの旬が生まれるのです。
【月別】カツオの年間スケジュールin南紀白浜(和歌山)
それでは、南紀白浜(和歌山県)を中心に、カツオの年間スケジュールを見ていきましょう。
1月~3月:本格的な漁はオフシーズン。しかし…?
この時期、日本の太平洋沿岸でのカツオ漁は一旦落ち着きます。
しかし、南西諸島や海外の漁場ではカツオが漁獲されており、市場には遠洋漁業で獲られたカツオが流通します。
- 味わい方: 冷凍のブロックや加工品が中心。たたきや加熱料理で楽しむのが一般的です。
4月~5月:春の訪れ!「初ガツオ」の足音が聞こえる頃
黒潮に乗って北上を始めるカツオが、徐々に和歌山沖にも姿を見せ始める時期です。
特にゴールデンウィーク頃から、漁獲量が増えてきます。
- 特徴: 身が引き締まり、さっぱりとした味わい。脂は少ないですが、カツオ本来のフレッシュな旨味が楽しめます。
- 味わい方: たたきが一番人気!藁焼きで香ばしさをまとわせ、薬味たっぷりでいただくのがおすすめです。刺身でも美味しくいただけます。
- 南紀での楽しみ方: 一部の鮮魚店やスーパーで「初ガツオ」が並び始め、地域によっては早くも一本釣り漁が開始されます。
6月~8月:夏の主役!「旬の初ガツオ」が最盛期
南紀白浜にとって、この時期は「初ガツオ」の最盛期。
一本釣り漁船が活発に出漁し、新鮮なカツオが毎日水揚げされます。
- 特徴: 4月~5月よりもさらに身が充実し、適度な脂と身のバランスが取れてきます。
- 味わい方: やはりたたきが定番中の定番!薬味(ネギ、玉ねぎスライス、ミョウガ、大葉、ニンニク、ショウガなど)をたっぷりと添えてポン酢でいただくのが王道です。刺身も絶品です。
- 南紀での楽しみ方: 漁港近くの直売所やスーパーには、その日の朝獲れたばかりの新鮮なカツオが並びます。地元の飲食店でも、旬のカツオ料理が提供されます。釣り人もこの時期を待ちわびています。
9月~10月:秋の訪れと共に「戻りガツオ」が登場!
北の海でたっぷり餌を食べて脂を蓄えたカツオが、南下を開始します。
和歌山沖にも、丸々と太った「戻りガツオ」が姿を見せ始めます。
- 特徴: 脂の乗りが最高潮!「トロガツオ」とも呼ばれ、とろけるような舌触りと濃厚な旨味が特徴です。
- 味わい方: 刺身で食べるのが最もおすすめです。とろける脂とカツオ本来の旨味を存分に堪能できます。脂が多いので、加熱調理してもパサつきにくく、塩焼きや照り焼きにも最適です。
- 南紀での楽しみ方: 夏の初ガツオとは全く異なる味わいなので、ぜひ食べ比べを楽しんでみてください。市場や鮮魚店では「戻りガツオ」の表示が増えてきます。
11月~12月:戻りガツオも終盤戦、冬支度へ
戻りガツオの漁獲も徐々に減り、太平洋沿岸でのカツオ漁は冬の休漁期に入っていきます。
しかし、この時期に獲れるカツオは、年によってはまだ脂が乗っており、最後の旬を楽しむことができます。
- 味わい方: 刺身やたたきはもちろん、カツオの漁師料理である「なまり節」や「生節」などの加工品もおすすめです。
まとめ:一年中カツオの魅力を味わい尽くそう!
カツオは、時期によって全く異なる表情を見せてくれる奥深い魚です。
春から夏にかけての「初ガツオ」のさっぱりとした旨味、そして秋から冬にかけての「戻りガツオ」の濃厚な脂。
それぞれの旬を理解し、最高の食べ方で味わうことが、カツオを最大限に楽しむ秘訣です。
今年の南紀白浜の旅では、ぜひその時期にしか味わえない旬のカツオを堪能してみてください。
地元の鮮魚店や飲食店で、その時期ならではの「旬の味覚」に出会えるはずです。
カツオの年間スケジュールを知って、あなたの食卓を一年中豊かに彩りましょう!


