海釣りシーズンになると、誰もが一度は経験するのが「刺された後の猛烈な痒み」。
しかし、その正体は必ずしも普通の蚊(カ)ではありません。
特に夏の磯や干潟、潮溜まり付近で刺される虫の多くは、「イソヌカカ」という吸血性昆虫です。
今回は、釣り人必読のイソヌカカの生態や被害の特徴、割合について詳しく解説します。
■ イソヌカカとは何者か?
イソヌカカ(磯糠蚊)は、ヌカカ科に属する吸血昆虫の一種。
見た目は非常に小さく、体長わずか 0.5〜1mm前後。
一見して「虫が飛んでいる」とすら気付かないほどの極小サイズです。
主な生息地
・潮溜まり周辺
・磯場の岩陰
・干潟
・藻場や岩礁帯の水たまり
活動時間
・朝夕の薄暗い時間
・夜間
■ 刺される割合は?
海釣りで刺される吸血虫の実態
実際に釣り場(特に磯や干潟)で刺される虫の内訳を整理すると、以下の通りです。
| 吸血昆虫 | 刺される割合(目安) |
|---|---|
| イソヌカカ | 約 60〜80% |
| 普通の蚊(ヤブカ・チカイエカ) | 約 10〜20% |
| ブヨ・アブ・その他 | 約 10〜20% |
ポイント
・海釣り現場で「蚊に刺された」と思うケースの過半数以上はイソヌカカが原因。
・特に潮溜まり付近や岩場に長時間滞在する釣り人は、被害率が急増。
■ イソヌカカに刺されるとどうなる?
刺されてすぐは気づかないことが多いのが特徴です。
しかし数時間〜翌日になると猛烈な痒みが始まります。
刺された後の症状
・皮膚が赤く盛り上がる
・強烈な痒みが数日〜1週間以上継続
・掻くと水ぶくれ化や二次感染のリスク
・市販の虫刺され薬が効きにくい場合あり
👉 普通の蚊とは比べ物にならないほど痒みが強烈かつ長期間続くのが特徴。
■ なぜ釣り人はイソヌカカに狙われやすいのか?
・潮溜まり・岩場に長時間滞在する
・汗や体温、呼気の二酸化炭素に引き寄せられる
・薄暗い時間帯に釣りをする(朝マズメ・夕マズメ)
つまり、釣りという行為そのものがイソヌカカにとって格好のターゲットになるのです。
■ イソヌカカ被害を防ぐ対策法
釣り場での刺され防止策は以下の通りです。
・長袖・長ズボンの着用(薄手でもOK)
・虫よけスプレー(ディート高濃度推奨)
・磯靴や手袋など肌の露出を減らす
・風通しの良い場所を選ぶ
・小型扇風機や携帯ファンを使用(超小型昆虫は風に弱い)
👉 特に風による物理的対策が有効。
市販の虫よけだけでは防ぎきれないことも多いため、物理的ガードも重要です。
■ まとめ:海釣りでは「蚊=イソヌカカ」が常識!
・海釣り中に刺される虫の6〜8割はイソヌカカが占める
・極小サイズで目に見えず、知らぬ間に刺される
・刺された後の痒みが強烈で長引く
・物理的な防御と虫よけを併用して対策すべし
夏の海釣りは楽しい反面、虫刺されのリスクも伴います。
正体を知り、適切に対策を取ることで、安全・快適な釣行を楽しみましょう!


