・「自分だけ刺されるのはなぜ?」
・夏になると必ず話題になる“蚊に刺されやすい人”問題。
・実は、2022年にアメリカのロックフェラー大学が画期的な研究成果を発表しました。
・刺されやすさのカギは、皮膚から出る「カルボン酸(脂肪酸の一種)」だったのです。
ロックフェラー大学の研究とは?
・研究チームは被験者の皮膚から放出される成分を徹底分析。
・その結果、蚊が最も強く引き寄せられるのはカルボン酸だと判明しました。
・この物質は皮脂や汗に含まれ、皮膚常在菌によって分解され匂いとして放出されます。
カルボン酸とは?
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正体 | 脂肪酸の一種(ペンタン酸、ヘキサン酸など) |
| 発生源 | 皮脂・汗の分解物 |
| 蚊への影響 | 強力な誘引物質 |
・カルボン酸の濃度が高い人は、蚊にとってまさに「ご馳走の匂い」なのです。
刺されやすい人は100倍以上の差がある!
・研究では被験者によって100倍以上の誘引差があることも確認されました。
・「同じ場所にいても自分ばかり刺される」のは、この匂い成分の違いが大きく関係しているのです。
従来の刺されやすさの要因と新発見
これまで「蚊に刺されやすい人」の要因として以下が知られていました。
| 従来の要因 | 内容 |
|---|---|
| 二酸化炭素(CO₂) | 呼気で発生し蚊を引き寄せる |
| 体温 | 高い方が刺されやすい |
| 汗(乳酸) | 強い誘因 |
| 血液型 | O型が刺されやすい説あり |
| 服の色 | 黒・紺が好まれる |
・ここに今回のカルボン酸が新たに加わり、「匂い成分が最大要因」として注目されています。
皮膚常在菌との関係
・カルボン酸の放出量は皮膚常在菌の種類とバランスによっても左右されます。
・この常在菌の違いが、個人差を生むもう一つのカギと考えられています。
対策はできるのか?
・カルボン酸は体質や遺伝の影響が大きく、完全にコントロールするのは困難です。
・しかし、以下の対策は多少の効果が期待できます。
刺されにくくする対策例
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汗をこまめに拭き取る
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運動・飲酒後は注意
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入浴やシャワーで皮脂をリセット
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白や明るい色の服を着用
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虫よけスプレーを活用(ディート・イカリジン)
今後の研究にも注目
・ロックフェラー大学の発表以降、世界中で「蚊と匂い成分」の研究が加速中。
・将来的には、匂いをブロックする新たな虫よけ技術が開発される可能性もあります。
まとめ
・蚊が人を選ぶ決定打は皮脂のカルボン酸成分だった!
・刺されやすい体質は個人差が100倍以上もある。
・汗・皮脂・常在菌・遺伝…複合的な要因が絡んでいる。
・完全防御は難しくても、日常の工夫でリスクは減らせる。


