磯釣りや波止釣りの定番ターゲット「グレ(メジナ)」。
中でも20cm前後の小型サイズ=コッパグレは、初心者でも比較的簡単に釣れる魚として人気です。
しかし――
「このコッパグレ、もしかして…前にも釣った気がする…?」
そんなデジャヴを感じたことはありませんか?
今回は**「コッパグレは生涯に何回釣られているのか?」**という疑問を、釣り人目線+魚の生態学的視点から掘り下げていきます。
■ コッパグレとは?
・グレ(メジナ)の若魚で、主に15~25cm程度のサイズを指す
・外道扱いされることも多く、釣れてもリリースされることが非常に多い
・特に波止・堤防・磯では年間を通して釣果が安定しており、数釣りが楽しめる対象魚
■ 釣り人の“リリース文化”がもたらすループ
関西~南紀では、「コッパグレはリリース対象」が一般的。
つまり…
▼多くの釣り人がやっていること
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コッパグレを釣る
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サイズが小さいためリリースする
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同じ魚が他の釣り人に再度釣られる
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またリリースされる…
この**“無限釣られループ”**が、コッパグレにとっては日常茶飯事なのです。
■ 実際、何回くらい釣られているのか?
明確な研究データはないものの、以下の仮説が立てられます。
▼仮定データ
・コッパグレの寿命:5~7年程度(地域差あり)
・釣りが盛んな磯や堤防では、年間10回以上釣られる個体も存在
・2~3年かけて成長しながら、5回~20回程度釣られる個体も十分あり得る
特に「年中コッパグレが釣れる波止」などでは、一匹のグレが数十人の釣り人に釣られ、そしてまた帰っていくという構図が見られるのです。
■ 釣られても死なないのか?
もちろんすべてのコッパグレが無事リリースされているわけではありません。
▼リリース後の生存に影響する要素
・針の飲み込みの深さ
・針外しの手際
・水温や外気温によるストレス
・タモや素手による体表損傷
釣られたコッパグレのうち、毎回確実に生き残れるわけではないものの、
軽い口掛かりで短時間でリリースされた個体は比較的高い確率で再び生き残り、再び釣られるのが実情です。
■ コッパグレ=「釣り場のサイクルの象徴」
コッパグレは、
・海の中で生まれ
・釣り人に鍛えられ
・再び海へ戻り
・また釣られる…
このループの中で、**「生き残った個体ほど賢くなる」**とも言われます。
針を見切ったり、違和感でエサを吐き出すコッパグレに出会ったら、
それは**何度も釣り人と戦ってきた“老練な魚”**かもしれません。
■ まとめ|コッパグレは“何度も釣られる魚”
・リリース率の高さ
・釣果安定エリアでの多さ
・釣り人と魚の“再会率”の高さ
これらの要素から、コッパグレは一生に数回~十数回釣られている可能性が高いと考えられます。
今度釣れたコッパグレが「もしかしてあの時のあいつ?」と思えるような、
**釣り人と魚との“再会の物語”**を楽しんでみてはいかがでしょうか?


