イカ三銃士を徹底比較!スルメイカ、ケンサキイカ、アオリイカの違いと市場価値を解説!

食卓に並ぶことも多いイカですが、「スルメイカ」「ケンサキイカ」「アオリイカ」それぞれの違いをご存知でしょうか?

見た目も味も、そして市場価値も大きく異なるこれら3種類のイカについて、それぞれの特徴と

美味しい食べ方、そして市場での評価を詳しく解説します。


1. スルメイカ:日本の食卓の定番、万能の国民的イカ

特徴

  • 見た目: 胴体の先端がやや短く、ヒレ(エンペラ)は胴体の約3分の1程度の長さで三角形をしています。目玉には膜がなく、少しだらりとした印象。体色は茶褐色で、鮮度が落ちると白っぽくなります。
  • 分類: ツツイカ目アカイカ科。
  • 食味: 比較的さっぱりとした味わいで、加熱すると硬めに締まりますが、旨味と甘みが増します。他のイカに比べて、グルタミン酸の量は控えめですが、タウリンが豊富で栄養価が高いのが特徴です。
  • 用途: 漁獲量が最も多く、一年を通して手に入りやすいことから、干物(スルメ)、塩辛、煮物、焼き物、揚げ物など、幅広い料理に使われる万能選手です。新鮮なものは刺身でも美味しくいただけますが、加熱するとより甘みを感じられます。

市場価値

  • 価格: 日本で最も漁獲量が多く、価格も手頃で安定しています。比較的手が出しやすい価格帯で、スーパーなどで頻繁に見かけることができます。1kgあたり300円〜800円程度が目安です。
  • 流通: 生食用の他、加工品として大量に流通しています。

2. ケンサキイカ(アカイカ、甘イカ):上品な甘みと柔らかな食感の高級イカ

特徴

  • 見た目: 胴体は細長く、先端が剣のように尖っているのが特徴です。ヒレ(エンペラ)はスルメイカよりも長く、体全体の半分近くを占めることがあります。腕が長く、全体的にヤリイカに似たスリムな体型ですが、ヤリイカよりはやや太めです。目玉には膜があり、クリッとして可愛らしい印象。体色は獲れたては透明感のある白色ですが、時間が経つと赤みを帯びるため「アカイカ」とも呼ばれます。また、地域によっては「甘イカ」「白イカ」「マルイカ」など、様々な別名で呼ばれます。
  • 分類: ツツイカ目ヤリイカ科。
  • 食味: ねっとりとした濃厚な甘みが特徴で、身は柔らかく、加熱しても硬くなりにくいのが魅力です。上品な旨味が口の中に広がり、「イカの女王」とも称されるほどの美味しさです。
  • 用途: 刺身や寿司ネタとして最高級とされ、その甘みと柔らかさを存分に楽しめます。天ぷらや炒め物、煮付けにしても身が硬くならず、美味しくいただけます。佐賀県の「呼子(よぶこ)イカ」や山口県の「須佐男命(すさみこと)イカ」など、ご当地ブランドとしても有名です。

市場価値

  • 価格: スルメイカに比べて漁獲量が少なく、高級品として扱われます。特に新鮮なものは高値で取引され、料亭や寿司店で重宝されます。1kgあたり1,000円〜2,000円程度が目安ですが、ブランド品や大型のものはさらに高価になることもあります。
  • 流通: スーパーに並ぶことは比較的少なく、産地や専門の鮮魚店、高級料亭で提供されることが多いです。

3. アオリイカ:イカの王様、ねっとりとした旨味と甘みが際立つ最高級イカ

特徴

  • 見た目: 胴体は平たく丸みがあり、ヒレ(エンペラ)が胴体全体に沿って大きく広がっているのが最大の特徴です。この大きなヒレをまるで「アオリ(馬具の鐙:あぶみ)」のように広げて泳ぐことから名付けられました。目玉には膜があり、クリッとしています。体色は周りの環境に合わせて変化し、釣れたては透明感があり、非常に美しいです。
  • 分類: ツツイカ目ヤリイカ科。
  • 食味: 肉厚で、噛むほどにねっとりとした甘みと濃厚な旨味が広がり、「イカの王様」と称されるほどの絶品です。特にグルタミン酸やイノシン酸といった旨味成分が非常に豊富で、イカの中でも群を抜いて美味しいと言われています。
  • 用途: 新鮮なものは刺身や寿司ネタでその真価を発揮します。肉厚な身は、加熱しても柔らかく、天ぷらや炒め物、煮物など、どんな料理にしても美味しくいただけます。冷凍すると食感や甘みが損なわれやすいため、新鮮なうちに生で味わうのがおすすめです。

市場価値

  • 価格: 日本で流通しているイカ類の中で最も市場価値が高く、高級品として扱われます。漁獲量が少なく、安定した供給が難しいことも価格が高騰する要因です。1kgあたり2,000円〜4,000円程度が相場ですが、大型のものや希少価値の高いものは1杯で数千円、時には1万円を超えることもあります。
  • 流通: スーパーなどの一般小売店に並ぶことは稀で、主に高級料亭や寿司店に卸されます。釣り人からも非常に人気の高いターゲットです。

まとめ

イカの種類 主な特徴(見た目) 主な特徴(食味) 市場価値(価格帯) 主な用途
スルメイカ 胴体短め、ヒレ三角形 さっぱり、加熱で甘み増 安価、安定(300-800円/kg) 干物、塩辛、煮物、焼き物、刺身
ケンサキイカ 胴体細長く、剣先状、ヒレ長め ねっとり、濃厚な甘み、柔らか 中級〜高級(1,000-2,000円/kg) 刺身、寿司、天ぷら、炒め物
アオリイカ 胴体丸く、ヒレが胴体全体に広がる 肉厚、ねっとり、最高の旨味と甘み 最高級(2,000-4,000円/kg〜) 刺身、寿司、天ぷら、煮物

それぞれのイカが持つ個性的な魅力と市場価値を理解することで、イカ料理がさらに楽しく、

美味しくなること間違いなしです。

ぜひ、それぞれのイカの旬を狙って、様々なイカの美味しさを味わってみてくださいね!

スルメイカ、ケンサキイカ、アオリイカの違いと市場価値を解説!釣太郎

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