■ はじめに|海藻がある場所=アオリイカがいるとは限らない?
アオリイカといえば、海藻の繁茂する藻場(もば)を好むことで知られています。
でも、釣り人の間ではよくこんな疑問が生まれます。
「海藻なら何でもいいの?」
「ワカメやアマモがあれば釣れるの?」
答えは「NO」。
アオリイカには**好んで集まる“特定の海藻”**があるのです。
この記事では、その理由と具体的な釣り場選びのヒントを詳しく解説します。
■ アオリイカが海藻を必要とする理由とは?
アオリイカが海藻を好むのは、以下のような理由からです。
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外敵から身を隠すシェルターとして最適
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小魚や甲殻類などエサが豊富に集まる
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産卵に必要な「卵を産みつける場所」になる
特に春の産卵期(4月〜6月)には、メスが卵を安全に産みつけられる適した海藻を探してペアで移動します。
■ アオリイカが“好む海藻”の種類とは?
1. アマモ(リュウグウノオトヒメノモ)
日本全国の沿岸に分布する代表的なアオリイカの産卵場所。
長くしなやかで水中でもよく揺れ、卵を絡めやすい形状をしています。
水深2〜10m程度のアマモ場は特に実績が高く、産卵床としても最高です。
2. ホンダワラ類(カジメ、アカモクなど)
磯周辺の藻場に多く、初夏の釣りシーズンに狙いたい藻場。
アオリイカは岩場のホンダワラを中心にじっと潜み、通りかかるアジを襲う習性があります。
秋の新子(子イカ)狙いにもおすすめのポイントです。
3. ウミトラノオ・ウミゾウメンなどの柔らかい海藻類
絡みやすく、浅瀬に生えていることが多い。
小型個体が卵を産みに来るケースもあるが、大型の個体は避ける傾向あり。
■ アオリイカが“好まない海藻”とは?
反対に、アオリイカが避ける傾向のある海藻もあります。
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短すぎる藻類(岩ノリやコケ類):産卵に不向き
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密集していない単独の海藻:隠れるには不安定
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異常に波が強く当たる場所の海藻:抱きつきにくいため敬遠
「海藻がある=釣れる」ではなく、その質と密度が釣果に直結します。
■ 釣り場選びのヒント|好まれる海藻がある場所を狙え!
▼ 春の産卵シーズン
アマモ場周辺、港内や内湾で水深2〜5mの静かな砂地と海藻の境目がおすすめ。
▼ 秋の数釣りシーズン
ホンダワラ類が生い茂る磯場の際や沈み根周辺。
新子がエサを探して回遊してくるコースに沿って仕掛けを通すのが有効です。
■ まとめ|アオリイカは“藻の種類”で釣果が変わる!
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アオリイカはすべての海藻を好むわけではない
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特にアマモ・ホンダワラ類は好適種
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産卵期・秋の数釣り期で狙う藻場を使い分けると釣果アップ!
藻場の選定は、アオリイカ釣りにおける“見えない勝負どころ”です。
見た目だけではなく、どの海藻が生えているのかを意識して釣り場を選ぶことで、一段上の釣果が見えてきますよ!


