海水氷には2種類ある! 「海の水を凍らせた氷」と「氷に海水を加えた即席氷」どちらがいいの?保存・冷却の違いを徹底解説

魚を冷やす際に使われる「海水氷(かいすいごおり)」。
釣り人、鮮魚店、漁業関係者など魚を扱う現場では、夏場を中心に食中毒防止や鮮度保持の切り札として知られています。

ところで、海水氷には実は【2つの種類】があることをご存知ですか?


● 海水氷の2種類とは?

① 海の水をそのまま凍らせた「純・海水氷」

海水を直接凍らせて作った本物の海水氷。

② 真水の氷に海水を加えた「即席・海水氷」

通常の氷(真水)に海水を混ぜてつくる簡易版。

どちらも「魚の冷却」という目的には使えますが、性質や効果には違いがあります。

この記事では、それぞれの特徴・使い方・メリット・デメリットを比較し、
**どんな場面でどちらを選ぶべきか?**をわかりやすく解説します。


1. 「純・海水氷」とは?

■ 特徴

海水をまるごと凍らせた氷
・ペットボトルや専用容器に海水を入れて冷凍
・魚を冷やしても身が傷まない

■ メリット

・魚の体液に近い浸透圧で、身崩れしない
・長時間の冷却に適している
氷が溶けても冷却効果が持続

■ デメリット

・冷凍するのに時間がかかる
・準備に手間がかかる
・家庭用冷凍庫では大量生産が難しい


2. 「即席・海水氷」とは?

■ 特徴

市販の氷に現場の海水を注ぎ混ぜたもの
・釣り場などで簡単に作れる即席海水氷

■ メリット

・手軽・スピーディー
・その場で海水が汲めればすぐに作成可
・クーラーに氷を入れるだけなので初心者にも最適

■ デメリット

・氷が真水由来なので魚の細胞にダメージを与える場合も
・長時間放置で海水の塩分濃度が薄くなり、効果が減少


3. 魚に与える影響の違い

項目 純・海水氷 即席・海水氷
浸透圧ストレス ほぼゼロ(魚に優しい) やや高く、傷みやすい
冷却持続力 長時間持続 氷が解けると低下
鮮度保持 高い(見た目・味も良好) やや劣る(白濁する場合あり)
処理後の品質 刺身にも最適 加熱用には十分

4. どちらを選ぶべきか?シーン別おすすめ

✅ 家庭で釣果を高品質に持ち帰りたい

純・海水氷がおすすめ!
特にアオリイカ、アジ、イサキなど刺身向きの魚にはベストです。
時間をかけてでも丁寧に冷やすことで、食味も安全性も大幅アップ。


✅ 釣り場で簡単に冷やしたい・手軽に済ませたい

即席・海水氷が便利!
磯釣りや堤防釣りでは、クーラーに海水と氷を混ぜるだけで即対応可能。
青物やサバなど加熱前提の魚種に向いています。


✅ 飲食店・プロの魚取り扱い現場では

純・海水氷を標準装備に!
見た目、臭い、舌触りが段違い。
高級鮮魚を扱う現場では、「海水氷管理されているか」が信用に直結します。


5. 食中毒対策の観点から見る海水氷の価値

海水氷は、ただ冷やすだけではなく、食中毒菌(腸炎ビブリオなど)の増殖を抑える働きがあります。
これは以下の理由からです:

  • 真水ではなく、殺菌効果を持つ塩分濃度

  • 冷却温度が4℃以下を保ちやすい

  • 魚の表面粘膜を守ることで菌の侵入を防ぐ

特に6月〜9月は、食中毒の危険性が最も高まる時期
「海水氷を使っているかどうか」は、食卓の安全を守る重要な判断基準になります。


6. まとめ:海水氷の使い分けが、魚の質と安全を左右する

「海水氷には2種類ある」
これを知っているかどうかで、魚の扱い方は大きく変わります。


✅ 「海の水を凍らせた海水氷」

→ 刺身・長距離持ち帰り・高品質保存に最適

✅ 「氷に海水を加えた即席海水氷」

→ 手軽・その場冷却・短時間保存向け

目的とシーンに応じて正しく使い分け、「魚の美味しさ」と「安全」を同時に守っていきましょう。

黒潮の海の水を凍らせた海水氷ブロックは、1Kと3キロ釣太郎でご用意しています。

海水氷には2種類ある!
「海の水を凍らせた氷」と「氷に海水を加えた即席氷」どちらがいいの?保存・冷却の違いを徹底解説。釣太郎

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