二枚貝にはノロウィルスが混入されている場合があるが、出荷前にどうやって調べている?

二枚貝(カキ・アサリ・ハマグリなど)は、海水中のウイルスや細菌を体内に取り込む性質があるため、ノロウイルスのリスク管理が重要です。
日本では、出荷前に以下のような方法でノロウイルスの混入有無を調べ、安全を確認しています。


■ 出荷前のノロウイルス検査の流れ(日本の基準)

① 採取海域の水質検査(定期的モニタリング)

・貝自体の検査より先に、まず貝が育つ海域の水質が重要視されます。
・ノロウイルスの検査対象は海水中の「ウイルス濃度」や「大腸菌数」。
・これにより、安全な「指定海域」かどうかが評価されます。

✅ 例:「生食用カキは指定海域産のみ販売可」


② 貝そのもののサンプル検査

・出荷する二枚貝から一部を抜き取り検査
・ノロウイルスの「遺伝子検出検査(RT-PCR法)」でウイルス量を測定。
Ct値(ウイルスの検出周期)により定量的評価されます。

✅ 高濃度ノロが出た場合:出荷停止や加熱調理限定に変更されることも。


③ 「浄化処理(殺菌海水による浄化)」

・水質が微妙な海域の貝は、出荷前に殺菌された人工海水で24~48時間浄化します。
・これにより、体内の汚染された海水を吐き出させることで、ノロ・細菌を減少させる

✅ アサリ・ハマグリなどはこの工程を経てスーパーに並ぶことが多い。


④ 結果の記録とトレーサビリティ

・水質検査・浄化工程・ノロ検査の結果はすべて記録・管理。
・万一問題があった場合でも、ロット単位で遡れる体制が整備されています。


■ 消費者側が気をつけるポイント

「加熱用」表示の貝は必ず中心部85~90℃で90秒以上加熱すること
生食用でも食中毒リスクはゼロではないため、免疫力が低い人(子ども、高齢者)は注意
・スーパーで購入時は「産地表示」と「生食・加熱表示」の両方を確認

まとめ:日本では「海域・貝の個体・浄化処理」の三重チェックでノロウイルス対策が実施されています。
それでもリスクはゼロではないため、消費者も表示と調理法に注意しましょう。

二枚貝(カキ・アサリ・ハマグリなど)は、海水中のウイルスや細菌を体内に取り込む性質があるため、ノロウイルスのリスク管理が重要。釣太郎

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