三月の初めと比べて、イカが釣れない理由は?

■ ① 産卵のため深場へ移動している

・春(3~5月)はアオリイカの産卵期にあたります。
・三月頃は産卵のために浅場(港・藻場・地磯)に接岸してくる個体が増える時期です。
・しかし、時間が経つと、産卵を終えた個体は深場へと戻っていきます。
・そのため、4月下旬~5月以降になると浅場での釣果は落ちやすくなります。


■ ② 数が減っているのではなく「見えイカ」から「警戒イカ」になっている

・三月はまだ人のプレッシャーが少なく、サイト(見えているアオリ)でも釣りやすいです。
・しかし、釣り人が増えてプレッシャーがかかると、アオリイカは警戒して姿を隠すようになります。
・特にクリアな水質の日は警戒心が強まり、同じ場所にいても目に見えないだけということも。


■ ③ 水温の急変や天候による活性低下

・春先の三月は徐々に水温が上がり、活性が上がってくる時期です。
・しかし四月以降、急な冷え込みや雨、潮の濁りで一時的に活性が落ちることもあります。
・「いるけど食わない(釣れない)」というケースも増えます。


■ ④ 個体のサイズが変わってきた

・三月頃は冬を越えた1kg前後の大型個体が浅場に現れることがあります。
・四月下旬以降になると、産卵後の痩せた個体や、小型のオスなどに変わることがあり、釣れる数や型が安定しません。


■ ⑤ 潮の流れやベイトの変化

・アオリイカは潮通しやベイトの状況によっても集まりやすさが変わります。
・三月頃に比べて、潮が緩んでいたり、ベイト(アジ・イワシ・コウナゴなど)が少ないと、アオリの寄りも弱くなります。


もし最近釣果が落ちたと感じる場合、「深場狙いに切り替える」「時間帯(夜や朝まずめ)を変える」「エギを小型・スローにする」などの対応も効果的です。

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