イガミ(ブダイ)の特徴と釣り方
この写真の魚は イガミ(正式名:ブダイ) です。
イガミは、特に紀伊半島や四国、九州の磯釣りでよく釣れる魚で、口の特徴的な歯並びが
一目でわかるポイントです。
イガミの特徴
外見
- 色:成魚は赤みがかったものや緑色がかったものが多い。
- 体型:側扁(平べったい)しており、口がやや前に出ている。
- 歯:
- 前歯は鳥のクチバシのように発達し、硬い海藻をかじり取るのに適している。
- 奥の歯は臼歯状になっており、海藻をすりつぶすために発達。
- 口太グレ(メジナ)も似た歯を持つが、イガミの方がより草食寄り。
生態
- 主食:海藻(ホンダワラ類、カジメなどの大型藻類)
- 生息地:磯場の藻場や岩礁域に多く、特に海藻が豊富な場所を好む。
- 成長:比較的大きくなり、50cm以上の個体も珍しくない。
イガミの釣り方
1. 釣れる時期
- 秋〜冬が最盛期(寒い時期になると脂がのるため美味しくなる)。
2. 仕掛け
- エサ:
- 海藻(アオサやワカメの切れ端、テングサが特に有効)
- 磯のカニや貝類を使うこともあるが、基本は海藻がベスト。
- 仕掛け:
- ウキ釣り仕掛け:磯グレ(メジナ)釣りとほぼ同じ仕掛けで釣れる。
- ブッコミ釣り:海藻エサをオモリで沈めて狙う。
- フカセ釣り:グレ釣りのコマセ(オキアミ主体)ではあまり反応しないが、藻エサを使うとよく釣れる。
イガミの食味
- 白身で脂が少なめ。 冬場は美味しいが、夏場は磯臭さが出やすい。
- 刺身:コリコリした食感。
- 煮付け:旨みが出やすいが、臭みを取るためにしっかり下処理するのがコツ。
- 塩焼き:皮が厚めで焼き魚向き。
- 味噌漬け:イガミ特有の磯臭さを抑えるためにオススメ。
釣り人へのポイント
- グレ狙いの外道としてよく釣れるが、意外と引きが強いので面白い。
- 「藻エサ」を意識すれば、グレ釣りとは違った釣り方で狙える。
- 食べるなら冬がベスト。臭み対策をしっかりすれば美味しい魚。
- 関西では「イガミ」と呼ばれ親しまれているが、地域によっては「ブダイ」と呼ばれることもある。
イガミは見た目のインパクトが強いですが、釣って楽しく、工夫次第で美味しく食べられる魚です!


