グレ(メジナ)の群れにおけるサイズの傾向は、環境や状況によって異なりますが、
以下に群れを形成する際の一般的なサイズ分布をまとめます。
群れのサイズ傾向
条件 | サイズの傾向 | 理由 |
---|---|---|
浅場や磯際(警戒心が強い場所) | 15~25cm程度(小型が中心) | 小型グレ(コッパグレ)は警戒心が弱く、浅場に多く集まる傾向がある。大型は警戒心が強く離れる。 |
潮通しの良い沖合い | 25~35cm(中型中心、大型混じる) | 中型グレが主導的な群れを作り、大型グレ(35~40cm以上)が数匹混ざることがある。 |
朝夕のマズメ時 | 30~40cm(中型~大型が混在) | 活性が高まる時間帯には大型個体が群れに加わることが増える。 |
深場や冬場のポイント | 35~45cm(大型中心、少数) | 水温が下がる時期や深場では、大型グレが少数で行動することが多い。 |
夜間(暗所) | 25~35cm(中型中心、大型混じる) | 視界が悪くなるため警戒心が緩み、中型の活性が上がりやすい。大型も一部群れに参加することがある。 |
具体的なサイズの分布例
- 小型グレ(15~25cm)
- 主に浅場や磯際で活動。
- 群れの規模が大きくなることが多く、10匹以上で行動する。
- 警戒心が低いため、初心者でも釣りやすい。
- 中型グレ(25~35cm)
- 潮通しの良い沖合いや中層で群れを形成。
- 群れの中心的存在で、数十匹規模の群れになることがある。
- フカセ釣りではこのサイズが主なターゲット。
- 大型グレ(35~45cm以上)
- 群れの外れや底付近にいることが多く、単独行動や少数の群れを作る傾向が強い。
- 警戒心が非常に高いため、自然なエサの漂い方が重要。
- 冬場や深場での釣りでは、このサイズが狙える。
群れの中でのサイズ構成の割合(例)
潮通しの良いポイントで体長30cmを基準とした場合:
- 小型グレ(20~25cm):40%
- 群れ全体の中で最も多い。
- 中型グレ(25~35cm):50%
- 群れの主力となる。
- 大型グレ(35~40cm以上):10%
- 少数だが存在感がある。
釣り方のポイント(サイズに応じて)
- 小型を避けて中型~大型を狙う
- 仕掛けを深めのタナに設定し、底付近を重点的に狙う。
- マキエサを小刻みに撒き、群れを誘導しながら刺し餌を目立たせる。
- 大型を引き寄せる工夫
- 仕掛けを自然に見せるため、細いハリスや軽めのガン玉を使用。
- 小型が多い場合はエサを少し大きめにして、大型個体だけに狙いを絞る。
結論
体長30cmを基準とした場合、群れのサイズは小型(20~25cm)から中型(25~35cm)が中心
で、大型(35cm以上)は少数派ですが混ざる可能性があります。
釣り場や時間帯に応じたポイント選びやタナ調整をすることで、目的のサイズのグレを狙うことができます。