寒い時期に狙うメジナ(グレ)は「寒グレ」と呼ばれ、脂が乗っていて非常に美味しい魚です。
この寒グレをフカセ釣りで狙う際、「アオサ」という海藻が重要な役割を果たします。
初心者でもわかりやすいように、この関係について説明します。
アオサとは?
- アオサは、磯場や沿岸の岩に生える緑色の海藻です。
- 冬になるとアオサがよく育ち、寒グレの餌となるため、自然界での寒グレの主食になります。
- 特に透明度が高い水域では、寒グレがアオサを食べるシーンを確認できることもあります。
なぜアオサが寒グレ釣りに重要なのか?
- 寒グレが好む自然の餌
寒い時期には魚の活性が低下し、食欲も控えめになります。しかし、寒グレはアオサを好むため、アオサを撒き餌や付け餌に使うと反応が良くなることが多いです。 - 自然に馴染む
冬の磯場には自然にアオサが多く、撒き餌にアオサを混ぜることで、寒グレに警戒されにくくなります。アオサを使うことで自然なエサの一部として認識されやすいのです。 - 視覚的な効果
アオサの緑色は海中で目立つため、寒グレが餌を見つけやすくなります。
アオサを使ったフカセ釣りの方法
- 撒き餌にアオサを混ぜる
- 基本の撒き餌:オキアミや配合エサに細かく刻んだアオサを混ぜる。
- アオサが撒き餌の中に混ざることで、寒グレにとって「自然な餌場」を演出します。
- 付け餌にアオサを使う
- 新鮮なアオサを小さく丸めて針に刺します。自然界の餌に近いため、警戒心を持ちにくい寒グレに有効です。
- オキアミとのローテーションでアオサを使うことで、寒グレの興味を引きやすくなります。
- 水中での見え方を利用
- フカセ釣りは海中に漂う仕掛けを活用する釣り方なので、アオサが自然に漂う様子を再現できます。これが寒グレの捕食行動を誘発します。
アオサを使う際の注意点
- 新鮮なものを使う:アオサは新鮮で柔らかいものが理想です。乾燥しすぎているものは食いつきが悪くなる場合があります。
- 量を調整する:撒き餌に大量に混ぜすぎると、寒グレ以外の餌取り魚(フグやスズメダイ)が集まりすぎてしまうことがあります。
- 地域による使用:磯場によってはアオサが少ない場所もあり、その場合は寒グレが慣れていない可能性があるので、状況に応じて他の餌も試しましょう。
寒グレ釣りでのアオサの効果的な活用まとめ
- 冬の磯場では寒グレがアオサを好むため、フカセ釣りの撒き餌や付け餌として最適です。
- アオサを自然に漂わせることで寒グレの警戒心を解き、食いつきを良くする効果があります。
- 新鮮なアオサを適量使い、オキアミや他の餌と組み合わせることで、釣果を上げやすくなります。
初心者でも手軽に使えるアオサは、寒グレ釣りの強い味方です。ぜひ試してみてください!