オナガグレの産卵生態
産卵時期
- 主な時期: 春から初夏(4月~6月頃)
- 地域差はありますが、水温が 18度前後 になると産卵を意識し始めます。
- 南紀のような暖かい地域では、4月中旬から産卵が始まることが多いです。
産卵場所
- 浅場の岩礁地帯や潮通しの良いエリア:
- オナガグレは産卵時期になると、波気があり、藻類が多い浅場に移動します。
- 産卵床は藻が繁茂している場所や、隠れられる岩の割れ目、磯際が選ばれます。
産卵行動
- グループで産卵することが多い:
- 数匹~10匹以上のグループで集まり、ペアになった後、産卵・受精を行います。
- 産卵行動中は警戒心が薄れ、特定のエリアに長時間留まる傾向があります。
- 卵は海底の岩や藻に付着:
- 粘着性のある卵を産み付けます。卵は数日で孵化し、幼魚はプランクトンを食べて成長します。
産卵期の釣りにおける特徴
活性の変化
- 産卵前:
- 活性が高まり、餌を積極的に食べる「荒食い」状態になります。
- この時期は脂が乗っており、食味も良い個体が多いです。
- 産卵中:
- 活性が落ち、餌を追わなくなる個体が増えます。
- 繊細な釣りや、ピンポイントで狙う技術が求められます。
- 産卵後:
- 体力を回復させるため、一時的に食いが戻る時期もありますが、痩せた個体が多くなります。
釣れる場所の変化
- 産卵期には浅場の磯際や岩場を中心に魚が集まりやすくなるため、釣り場の選定が重要です。
- 潮通しが良い場所は特に高確率で狙えます。
産卵期の釣り方のポイント
- エサ選び:
- 活性が高い産卵前は、オキアミや集魚効果の高い配合エサが有効。
- 活性が低い産卵中は、食い込みが良い練り餌やコマセの量を調整する工夫が必要。
- 仕掛け:
- ウキは感度の高い小型のものを使用。
- ハリスは細め(1.2~1.5号程度)で違和感を軽減。
- 繊細なタナ取りを意識して狙う。
- 釣り方:
- 産卵中は、魚が警戒心を持たず滞在している場所を見つけることが鍵。
- 撒き餌で魚を浮かせるのではなく、ポイントを作りながら底付近を重点的に狙う。
オナガグレの産卵期の釣りにおける注意点
- 魚への配慮:
- 産卵期の個体は繁殖活動に集中しているため、キャッチ&リリースを心がけることが推奨されます。
- 特に大型個体は次世代のために重要であり、無理に持ち帰らずリリースを検討すると良いでしょう。
- ポイントの選定:
- 岩礁帯や潮通しの良いポイントは釣果が期待できますが、場所取りが重要になる場合があります。
- 産卵床を直接荒らさない釣り方を意識することが大切です。
まとめ
オナガグレの産卵は 春から初夏(18度前後の水温) にかけて行われ、産卵前後で活性や釣果が大きく変化します。
釣り方や配慮を工夫することで、産卵期でも楽しめる釣行が可能です。
地域特有の釣り場や産卵行動に合わせた戦略を立て、釣りと環境保護の両立を目指してみてください!


