![](https://tsuttarou.net/wp-content/uploads/2024/11/8422c150bdd558833171bbfed6cbb943-scaled.jpg)
各素材の特性早見表
項目 | PE | ナイロン | フロロカーボン |
---|---|---|---|
引っ張り強度 | 非常に高い(圧倒的) | 高い | 高い |
根ズレ耐性 | 弱い | 普通 | 非常に強い |
伸縮性 | ほとんどなし | 非常に高い | やや低い |
比重 | 軽い | 中程度 | 重い |
ハリ・コシ | 非常に柔らかい | 柔らかい | 非常に硬い |
釣り糸の基本「ナイロン」「フロロカーボン」「PE」それぞれの特徴と使い分け
釣り糸には主に「ナイロン」「フロロカーボン」「PE」の3種類があり、それぞれ特性が異なります。釣果を伸ばすには、これらを適材適所で使い分けることが重要です。
ナイロンライン
初心者に最も扱いやすいとされるのがナイロンラインです。
しなやかさと適度なハリを持ち、絡まりにくく、トラブルが少ないのが特徴です。
磯のウキフカセ釣りのメインラインとして、またアオリイカのヤエン釣りでも多用されています。
リールへの巻き取り時も扱いやすく、幅広い用途に適しています。
特徴
- 伸縮性が高いため、魚を掛けた際のショックを吸収。
- 障害物周りや魚の鋭い歯に触れる部分では傷つきやすく不向き。
- 糸を長く出す釣りでは感度が劣り、アタリやアワセが伝わりにくい。
おすすめシーン
- 近距離での釣り。
- 初心者やトラブルを避けたい場面での使用。
フロロカーボンライン
フロロカーボンはナイロンよりも硬く、耐摩耗性が優れています。そのため、岩場や障害物の多い場所での釣りや、ハリスやリーダーとして使用されることが多いです。また、伸びが少ないため感度が高く、アタリを取りやすい特性があります。
特徴
- 根ズレに強く、多少の傷でも切れにくい。
- 比重が1.78と重く、水に沈む性質。
- リールへの巻き取り時に硬さが目立ち、やや扱いにくい。
おすすめシーン
- 岩場や磯周りでの釣り。
- 感度が重要な釣りや、沈む性質を活かした釣り。
PEライン
PEラインはポリエチレン繊維を編み込んだ構造を持つ釣り糸で、引っ張り強度と伸びの少なさが際立っています。ナイロンやフロロと比べて細く製造できるため、遠投や深場狙いの釣りで有利です。アタリが伝わりやすく、遠くにいる魚を狙う釣りに適しています。
特徴
- 伸びがほとんどなく、感度が抜群。
- 根ズレに弱く、硬いものに擦れると切れやすい。
- 軽いため浮力があり、比重は0.97(水より軽い)。
おすすめシーン
- 遠投や船釣り。
- メインラインとして使用し、リーダーにフロロカーボンを結ぶセッティング。
まとめ
- ナイロンライン:扱いやすさに優れ、近距離やトラブルの少ない釣りに最適。
- フロロカーボンライン:耐摩耗性が高く、ハリスやリーダーとして欠かせない存在。
- PEライン:感度が高く、遠距離や深場を狙う釣りに適している。
釣り場や対象魚に応じて、これらの特徴を活かしたライン選びを行いましょう!