ヤエン釣りをしていて重要なのは、イカがアジをどの程度食べているか。という事。
アジを食べきってしまうと離してどっか行ってしまうので、其れすなわちタイムリミットとも言えますよね。
乗ってすぐに寄せ始めても、警戒心が高いので離されてしまう。
イカにある程度アジを食わせてから寄せてくる。←これが重要になってきます。
今回はたまたま展示水槽の300g前後のアオリイカがアジを捕まえた直後に出くわしたので、完食までにかかる時間を観察してみました!
ひとつの目安としてご覧ください。
捕食開始!
捕食開始0分経過。
アジに抱きついた直後。
ヤエン釣りで言えば「乗った」瞬間です。
脳みそを齧り、逃げられないように動きを止めにかかります。
頭部を落とした
捕食開始3分経過。
頭を落としましたね。
アオリイカは、活アジの頭部は食べません。
頭部と尻尾の間を捕食します。
アオリイカサイドは「やっと頭を落とした!ゆっくり食べてくかぁ~!」の状態。
コースで言えばお通しが出てきたくらいです。
ここで寄せ始めるのはまだ早い!
腹部(内臓)まで到達
捕食開始10分経過。
ようやく腹部に到達!内臓をムシャムシャ食べ始めるころです。
地元のアオリイカ釣りあるあるで、内臓を食べている時が一番警戒心が薄い!この時に寄せるんや!というのがあります。
その理論でいくと、寄せを行うのは乗ってから10分くらいが目途ですね。
腹部(内臓)完食まで
内臓食べ切ったくらい??
ここまでどのくらい経過したと思いますか?
実は30分もかかってるんです。
300gくらいの小さいイカ。というのもあるのでしょうが、食べるのは非常にゆっくりなんですね。
秋イカシーズンは10分から寄せ始めて、じっくり丁寧に時間をかけても、完食で離される心配はほぼない。と言えるでしょうね。
時間をかけて丁寧に手前に寄せましょう!
尻尾らへんまで完食
40分経過。
やっと尻尾到達です。
尻尾を食べているころにはお腹いっぱいにもなっているので、離されるリスクはやや高いです。
最低でも、この頃にはヤエンを入れて掛ける段階にしておきたいですね。
完食して尻尾を離すまで
50分経過。
やっと完食です。
えらい食べるのが遅かった気がしますが・・・
300gの個体というのもあり、満腹になるのが早く捕食スピードが一気に落ちたような気がします。
秋イカシーズンに限っては、結構ゆっくり目でやり取りしても全然余裕あります。
1.5㎏を超えてくると捕食スピードも速いですが、1㎏までが多い12月までは30分以内にヤエンを入れれば問題ありません。
現在みなべ店で展示飼育中!