真水と海水を凍らせたときに起こる違いはいくつかあります。
1. 凍る温度
- 真水: 真水は0℃で凍ります。
- 海水: 海水には塩分が含まれているため、凍る温度は真水より低くなります。通常の海水は約−1.9℃で凍ります。
2. 結晶構造
- 真水: 真水が凍ると、氷は均一な結晶構造を持ちます。
- 海水: 海水が凍るとき、氷の結晶の間に塩分が取り除かれるため、凍った部分にはほとんど塩分が含まれません。これにより、海水氷は真水氷とは異なる構造を持つことがあります。
3. 密度
- 真水: 真水の氷は真水よりも密度が低いため、水に浮かびます。
- 海水: 海水の氷も同様に密度が低いですが、氷の中に取り残された塩分の量が少ないため、真水の氷とほぼ同じように水に浮かびます。
4. 溶ける速度
- 真水: 真水の氷は比較的均一に溶けます。
- 海水: 海水の氷は溶ける過程で塩分が再び水に溶け出すため、溶ける速度が不均一になることがあります。
5. 見た目と質感
- 真水: 真水の氷は透明で硬いです。
- 海水: 海水の氷は微細な気泡を含んで白濁し、やや柔らかい質感を持つことがあります。
これらの違いは、主に海水中の塩分の影響によるものです。