以前までは、魚料理と言えば刺身一択でしょ!と思っていましたが、最近では塩焼きも食すようになってきました。
塩焼きは、刺身以上にその魚の質が試されるように感じます。
焼くことで風味もたちます。
美味しい魚はよりおいしく。マズい魚は、より不味くなりますw
今まで食べた塩焼きで、美味しいと思ったものをいくつか紹介していきます。
キンメダイ(風船金目)
今までの人生で一番美味しいと感じた魚は、フウセンキンメです。
別名トロ金目と呼ばれており、和歌山の深海に多い様です。
普通のキンメダイとは、また種類が違うとか。
脂の乗りと柔らかい食感、皮目の香ばしさが特徴。
アルミホイルについている、黄色い揚げカスのようなものは、すべて金目から出た油分。
弾けて揚がっています。
身質は柔らかくとろける食感。油分が強くジューシーです。香りは、やや甲殻類の匂いがしました。
究極の美味です。今まで食べた塩焼きで、一番おいしいです。
イシガキダイ
個人的には35~40㎝位の大型のイシガキダイが好み。
ウロコと内臓を処理して、3日ほど熟成させます。
白身ですが、脂の乗りがすごい。
大型の物であれば、大体このくらいのコンディションの良さがあります。
適当に2枚おろしにして、ぶつ切りにして塩をかけて寝かせます。
骨回りもおいしいので、3枚におろす必要はありません。
皮面はやや癖があるので、しっかりと火を入れてバーナーで焼くと美味しく食べれます!
身質はやや硬めで、ボロッと骨から外れる感じ。
強烈な磯クサさ、旨味と脂のある魚で好みが分かれる味わいです。
パンチの塊のような塩焼きですね。
イサキ
イサギに塩を振り、焼きます。
身質は細かい印象。
イシガキダイなどはボロッと身が取れるのに対し、ふわふわっとした繊維質な身が特徴的ですね。
味はもちろん美味です。
脂身の多い魚ではないので、ジューシーさや味の濃さはありません。
磯っぽい風味があり、クセのない白身。という感じです。
とにかく骨が口に当たる・・・
こちらはヒレ周りの骨。
身に混ざりやすく、数の多い骨。
硬く鋭利で、飲み込むと確実に喉に刺さります。
ナイフのような形です。
1匹食べるのに、この無数の骨を避けなければなりません。
背骨、中骨、ヒレの骨。
全て硬く、飲み込むと大変です。