オキアミは南極でトロール船にて獲ります。
その船は、中国船籍か韓国船籍。
トロール船で水揚げしたオキアミを船内で冷凍して、いっぱいになったら、中継に来る中積船に乗せ換えます。
ちなみにボイルは、この時にスチームをかけて作ります。
この中積船が従来はC重油でOKだったのが、国際環境条約でA重油しか使ったらダメとなったので、ここで油代のコストアップ。
他に網や資材などの部品代が上がっています。(ウォン安で海外製品のコストが上がっている。)
このオキアミを日本(ヒロキュー)は、韓国の卸会社から輸入します。
そして、現在は円安なので、輸入するには高すぎる状態が続いています。
九州に着いたオキアミは冷凍庫に保管します。(電気代が高い)
九州から大阪南港の冷凍庫へ移動し、逐次和歌山南紀まで運んでいます。(冷凍庫代の高さとトラックの油代)
トラックの燃料費高に加えて、今の人件費の高さです。
3㌔490円で販売したことがあった沖アミですが、これは昔話しの時代となりました。
「儲かるな」と嫌味を言われる人もいますが、何処にでも売っている商品で、単価が上がれば売れ数が落ちます。当たり前ですが。
仕入価格が上がるのは、小売店にとっては非常に痛手となります。
御理解のほど、お願い申し上げます。