多くの魚は産卵の時期になると、深場から浅瀬に差してくるようになります。
食い気が立っているのは産卵前。
これは産卵中にお腹の卵に栄養をしっかり送るために、まず自分に栄養を蓄えておく必要があるからです。
一番釣りやすいのがこの産卵前で、体に脂肪分が廻っていて美味しく頂けるのもこの時期です!
これが、いわゆる「旬」の時期です。
また越冬のためにエサを食べまくる時期も旬だと言えます。
しかし、この産卵が終わると一度、食いが落ちます。
産卵で使った体力が戻っていないので、エサを追いかける頻度が下がるのです。
この時期の魚は、身がスカスカということが多いです。
「三月鮃は猫も食わない」 ということわざが有りますが、これも産卵が終わり回復しきっていないヒラメの事を指しています。
釣りたい魚種の産卵時期や特性を理解しておくと、おのずと使うエサやルアー、狙うタナというものが絞られていきます。