寿司屋に行くと必ずある定番メニュー「かっぱ巻き」。
きゅうりを巻いただけのシンプルな巻き寿司ですが、多くの人が一度は疑問に思います。
「なぜ河童(かっぱ)?」
「きゅうりと何の関係がある?」
実は名前の由来には、日本の民間伝承や寿司文化の歴史が関係しています。
この記事では、かっぱ巻きの名前の由来を分かりやすく解説します。
かっぱ巻きの名前の由来(最有力説)
結論から言うと、
河童がきゅうりを好むという伝説が由来です。
河童はきゅうりが大好物だった
日本の昔話に登場する河童は、川に住む妖怪として知られています。
その河童の大好物が「きゅうり」と言われてきました。
なぜきゅうりなのか?
理由は諸説あります。
・川辺に生える野菜だった
・水分が多く河童のイメージに合う
・供え物として川に流す風習があった
江戸時代には、子供が川で溺れないように
「きゅうりを川に流して河童にあげる」
という風習もありました。
だから「きゅうりの巻き寿司=かっぱ巻き」
寿司屋がきゅうりの巻き寿司を作った際、
👉 「河童の好物だからかっぱ巻き」
と呼ばれるようになりました。
非常にシンプルなネーミングです。
寿司屋の業界用語から広まった説
実はもう一つ有力な説があります。
江戸前寿司の隠語説
寿司職人の間では、材料を隠語で呼ぶ文化がありました。
例
・マグロ → シビ
・シャコ → ガレージ(地域差あり)
その中で
・きゅうり=かっぱ
という呼び方があり、そこから
「かっぱ巻き」となったという説です。
きゅうりの切り口が河童の皿に似ている説(諸説)
少し面白い説もあります。
きゅうりの断面=河童の頭?
河童の頭には「皿」があります。
きゅうりの輪切りがその形に似ているため、
「かっぱ」と呼ばれたという説。
ただしこれは後付けの説とも言われています。
かっぱ巻きが広まった理由
名前だけでなく、人気の理由もあります。
シンプルで安く作れる
・材料がきゅうりだけ
・保存しやすい
・コストが低い
江戸時代の庶民に向いていました。
口直しとして最適
・脂がない
・さっぱり
・食感が良い
今でも寿司の合間に食べる人が多い理由です。
寿司ネタの名前は意外と単純
かっぱ巻きのように、寿司の名前は意外と分かりやすいものが多いです。
例
・鉄火巻き → 鉄火場(賭博場)で食べやすい
・納豆巻き → そのまま
・かんぴょう巻き → 材料名
寿司文化は庶民文化だったため、分かりやすい名前が好まれました。
まとめ
かっぱ巻きの名前の由来は主にこの2つです。
・河童がきゅうりを好むという伝説
・寿司職人の隠語
つまり
「きゅうり=河童の食べ物」から生まれた名前。
日本の昔話と江戸の食文化が合わさった、面白い寿司の歴史です。

