1. アニサキス食中毒の年間発生件数
厚生労働省の統計によると、 アニサキスによる食中毒は年間2,000〜3,000件発生しており、
近年では食中毒全体の約6割を占める年もあるほど多発しています。
2. 釣り人自身による発生件数は?
● 正確な統計はないが、推定は可能
- 自分で釣った魚をそのまま刺身にして食べるケース
- 処理が遅れたことで、内臓から筋肉にアニサキスが移動するケース
- 締め・血抜き・冷却が不十分な場合
これらを踏まえると、全体の5〜10%程度(100〜300件)が釣り人自身によるものと推定されます。
● 釣り人は“鮮度の良さ”に油断しがち
「自分で釣ったから安心」と思いがちですが、 アニサキスは鮮度に関係なく筋肉に移動するため、 釣り人こそ注意が必要です。
3. スーパー・魚屋での発生件数は?
● 市販の生鮮魚介類が原因のケース
- スーパーや魚屋で購入した刺身・生魚
- 店頭での処理ミス(内臓残り・冷却不足)
- 消費者が家庭で生食した際の発症
これらは全体の30〜40%(600〜1,200件)程度と推定されます。
● 特に注意すべき魚種
- サバ
- アジ
- イカ
- イワシ
- カツオ など、アニサキス寄生率が高い魚種が多く流通しているため、 市販品でも油断は禁物です。
4. 飲食店・寿司店などでの発生件数は?
● 外食による発症も多い
- 寿司店・居酒屋・海鮮丼などでの生食
- 店側の処理不足や冷凍不十分
これらは全体の40〜50%(800〜1,500件)程度と推定され、 飲食店が原因のアニサキス食中毒は行政処分の対象にもなります。
5. その他の発生源は?
- 通販・お取り寄せの生魚
- 家庭での冷凍・解凍ミス
- 漁師直送品の不適切な処理 などが原因となるケースもあり、全体の5〜10%程度と考えられます。
まとめ:アニサキス食中毒の発生源内訳(推定)
| 発生源 | 推定件数 | 割合 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 釣り人自身 | 100〜300件 | 約5〜10% | 処理・冷却の遅れが原因 |
| スーパー・魚屋 | 600〜1,200件 | 約30〜40% | 市販品の生食 |
| 飲食店・寿司店 | 800〜1,500件 | 約40〜50% | 外食での生食 |
| その他 | 100〜300件 | 約5〜10% | 通販・家庭処理など |

