せっかく釣った、脂ノリノリの魚。
寒ブリ。
寒グレ。
トロアジ。
「これは絶対うまいやつや」
そう思ったのに。
家で食べたら、
「あれ…?思ったほどでもない…」
この経験。
釣り人なら、誰でも一度はあります。
原因は、ほぼこれです。
処理ミス。
脂の多い魚ほど、
扱いを間違えると、一気に味が落ちます。
脂の旨さは「鮮度」ではなく「処理」で決まる
よくある勘違い。
「新鮮=うまい」
半分正解ですが、半分ハズレです。
脂の多い魚は、
新鮮でも処理が悪いと臭くなります。
逆に。
処理が完璧なら、
1日2日経っても激ウマです。
つまり。
脂魚の勝負は、釣った直後から始まっています。
血抜きが9割。ここを失敗すると終わり
まず最重要。
血抜きです。
ここを雑にすると、
脂の旨さは死にます。
理由。
血=臭みの元だからです。
脂は、臭いを吸いやすい性質があります。
血が残る
→ 脂が吸う
→ 臭くなる
この流れです。
正しい血抜きの基本
・エラを切る
・尾ビレ付け根を切る
・海水でしっかり洗う
・最低10分以上放血
これだけで、別物になります。
「ちょっと出たからOK」はNGです。
神経締めは「脂の劣化防止スイッチ」
次に重要なのが、神経締め。
正直、
「めんどくさいからやらん」
人、多いです。
でも。
脂魚ほど、必須です。
理由。
魚は死んだ後も、暴れ続けます。
このとき。
筋肉が発熱します。
= 脂が酸化します。
神経締めをすると。
・暴れない
・身が焼けない
・脂が守られる
結果。
旨さが長持ちします。
海水氷を使うかどうかで味は激変する
ここ、釣太郎として一番言いたい所です。
冷やし方で、味は別物になります。
真水氷の弱点
・浸透圧で身が傷む
・脂が白濁する
・ドリップが出る
・臭みが出やすい
海水氷の強み
・体液が流れにくい
・脂が透明のまま
・旨味が逃げない
・臭みが出にくい
同じ魚でも、
「ランクが変わる」レベルです。
冷却は「速さ」が命。遅れたら終わり
よくある失敗。
血抜きして、
しばらく放置。
これ、最悪です。
脂魚は、温度に弱い。
30分放置すると、
もう味は落ち始めています。
理想は。
・血抜き
→ 即クーラー
→ 海水氷直行
これです。
脂が多い魚ほど「持ち帰り方」で差が出る
持ち帰りでも差が出ます。
NG例。
・氷が溶けて水浸し
・直射日光
・車内放置
これ、全部アウト。
脂が一気に劣化します。
理想。
・海水氷たっぷり
・水は抜く
・直射日光回避
これだけで、別次元です。
プロがやっている「黄金ルート」まとめ
プロや常連がやっている流れです。
① 即血抜き
② 神経締め
③ 海水で洗浄
④ 海水氷で急冷
⑤ 水抜き管理
これが、黄金ルートです。
ここまでやると、
「店レベル」の味になります。
なぜ脂魚ほど処理が重要なのか
理由は単純です。
脂は、
・酸化しやすい
・臭いを吸う
・変質しやすい
三重苦だからです。
淡白な魚より、
3倍シビア。
だからこそ。
ちゃんとやれば、3倍うまい。
結論:脂の旨さは「技術」で決まる
最後に結論です。
脂の旨さは、
魚の性能ではありません。
釣り人の腕です。
・血抜き
・神経締め
・海水氷
これができる人は、
一段上の釣り人です。
釣って終わりじゃない。
食べて完成。
それが、本当の釣りです。
要約
・脂魚は処理で味が決まる
・血抜きが9割
・神経締めで劣化防止
・海水氷で旨味キープ
・冷却はスピード命
FAQ
Q1:神経締めは必ず必要ですか?
A:脂の多い魚では、ほぼ必須です。味持ちが大きく変わります。
Q2:海水氷がない場合は?
A:真水氷+塩で簡易海水を作ることで代用できます。
Q3:血抜きはどれくらいすればいい?
A:最低10分以上、しっかり流し切るのが理想です。

