せっかく釣った魚、持ち帰って食べたら「生臭い」「身がグズグズ」だった経験はありませんか?
実は、魚の鮮度は**「釣った直後の処理」**で劇的に変わります。
今回は、釣り初心者が絶対に知っておくべき、クーラーボックスでの鮮度維持における**「最も重要なこと」**を解説します。
難しい技術は必要ありません。
これさえ守れば、プロ顔負けの美味しい魚が食べられます。
結論:最も重要なのは「潮氷(しおごおり)」での急冷
クーラーボックスで魚の鮮度を保つために最も重要なこと。
それは、**「氷と海水を混ぜた『潮氷(しおごおり)』に魚をドボンと漬けること」**です。
多くの初心者がやりがちな間違いが、これです。
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氷だけが入ったクーラーボックスに魚を置く。
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水だけ張ったバケツに魚を入れておく。
これでは、鮮度は守れません。
なぜ「潮氷」が最強なのか、その理由を解説します。
なぜ「氷だけ」ではダメなのか?
氷の上に魚を置くだけでは、冷えるのに時間がかかりすぎます。
魚と氷の接地面しか冷えず、反対側は常温のままになりがちです。
また、魚体全体が均一に冷えないため、内臓から傷み始めます。
空気は熱を伝えにくいですが、水(液体)は熱を効率よく奪います。
だからこそ、液体の中に魚を沈める必要があるのです。
「潮氷(しおごおり)」の作り方【3ステップ】
誰でもできる簡単な手順です。
1. クーラーボックスに氷を多めに入れる
ケチらず、たっぷりと入れてください。
2. 釣り場の海水を注ぐ
氷がひたひたになるくらいまで、海水を入れます。
3. 手を入れてみて「痛い」と感じるまで混ぜる
ここが重要です。
海水を入れた直後はまだぬるい場合があります。
しっかりかき混ぜて、キンキンの冷水(マイナス1℃程度)を作ります。
この**「キンキンの冷水」**に、釣れた魚を生きたまま(または締めてすぐに)入れるのです。
これを**「氷締め(こおりじめ)」**と呼びます。
鮮度維持の注意点:真水はNG!
ここで一つ、絶対にやってはいけない注意点があります。
それは、**「真水(水道水)の氷水につけないこと」**です。
魚の体液と真水では浸透圧が違います。
真水につけると、魚の身が水を吸って水っぽくなり(水膨れ)、旨味が逃げてしまいます。
必ず**「海水」**を使ってください。
持ち帰る時のポイント
釣りが終わって家に帰る時は、以下の点に注意しましょう。
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水を抜くか、そのままにするか
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近場(1時間以内)なら、そのままでOKです。
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遠方なら、魚がふやけるのを防ぐため、一度水を抜いて、魚を袋に入れたり、氷の上に新聞紙を敷いて魚を並べたりします。
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ただし、クーラーボックス内の温度が上がらないよう、氷は十分に残してください。
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直接氷を当てない
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長時間、魚の身に直接氷が当たると「氷焼け」を起こし、変色したり味が落ちたりします。
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長時間移動の場合は、新聞紙やビニール袋でガードしましょう。
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まとめ
クーラーボックスでの鮮度維持、最も重要なことは**「潮氷(氷+海水)による即死レベルの急冷」**です。
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たっぷりの氷を用意する。
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海水を入れてキンキンに冷やす。
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釣れたら即、その中に放り込む。
たったこれだけで、持ち帰った魚の刺身の味が驚くほど変わります。
次回の釣りでは、ぜひこの「潮氷」を実践してみてください。
驚くほどプリプリの魚が待っていますよ。

