【海の中のイクメン】ネンブツダイたちの献身!オスは断食して口の中で子供を守る

堤防釣りでサビキやウキ釣りをしていると、よく掛かってくるネンブツダイやクロホシイシモチ。

「金魚」などと呼ばれ、エサ取り扱いされることが多い彼らですが、実は涙ぐましいほどの

子育てをしていることをご存知でしょうか?

今回は、彼らの驚きの生態である**「口内保育(マウスブルーディング)」**についてご紹介します。


1. オスが口の中で卵を守る

ご指摘の通り、ネンブツダイ、クロホシイシモチ、スジイシモチの3種は、メスが産んだ卵塊を

オスが口の中に入れて保護します

産卵の儀式が終わると、オスはすぐに卵を口に含み、そこから孵化するまでの期間、

片時も離さずに守り抜きます。

海の中は外敵だらけですが、お父さんの口の中なら安全です。

この時期のオスをよく見ると、喉の下が袋のように大きく膨らんでいるのが分かります。

2. 孵化まで続く「断食」生活

口の中に卵を入れている間、当然ながらオスはエサを食べることができません。

期間は水温にもよりますが、約1週間〜2週間ほど続きます。

その間、オスは新鮮な海水を卵に送るために口をパクパクさせるだけで、ひたすら空腹に耐え続けます。

私たちの釣り針に掛かる個体の中には、この子育てを終えてフラフラになり、

必死に栄養を補給しようとしているお父さんもいるかもしれません。

3. 別れの時は突然に

そして、卵の中で赤ちゃんが育ち、孵化の時を迎えると、いよいよ別れの時です。

シクリッドなどの淡水魚の一部は稚魚になっても口に戻すことがありますが、ネンブツダイの仲間は違います。

「ハッチアウト(孵化)」と同時に、仔魚(しぎょ)を一斉に海へ放出します

一度口から出た子供たちは、もう親の口には戻らず、プランクトンとして大海原での生活を始めます。

お父さんの役目はここで終わり、子供たちは厳しい自然界へと旅立っていくのです。


まとめ

  • ネンブツダイ・クロホシイシモチ・スジイシモチは、オスが口で卵を守る。

  • 孵化までの間、オスは何も食べずに断食して耐える。

  • 孵化と同時に仔魚を放出し、そこでお父さんの育児は完了する。

次に堤防で彼らが釣れた時、もし喉が不自然に膨らんでいたら、そこには数千匹の新しい命が宿っているかもしれません。

そんな時は、「お疲れ様」と声をかけて、優しくリリースしてあげてください。


釣太郎より

エサ取りとして敬遠されがちな彼らですが、大型のアオリイカやヒラメを狙う「泳がせ釣り」のエサとしては超一級品です。

釣太郎では、泳がせ釣りに最適な仕掛けや、活きアジが切れた時の代用エサとして使える冷凍エサなども豊富に取り揃えております。

南紀の堤防で大物を狙う際は、ぜひ当店へお立ち寄りください!

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