Q:魚に関する知識でガセだったものはある?

あります。
しかも釣り人の間で長年「常識」として語られてきたガセは、意外と多いです。

「ナマズ地震説」と同じく、
一部の事実+人間の思い込み
から生まれたものがほとんどです。

代表的なものを、理由つきで整理します。


「魚は雨音が好きで集まってくる」説

これは半分ガセです。

正確には、
魚は雨音そのものに反応しているわけではありません。

魚が反応しているのは、
・水面の振動
・光量低下
・酸素量増加
・濁り

これらの「環境変化」です。

雨音が好き
→ ✕
雨で起こる状況が有利
→ ○


「魚は赤色が見えない」説

これは完全な誤解です。

正しくは、
赤色は水中で減衰しやすい
というだけです。

・浅場
・澄み潮
・日中

では、
魚は赤色を普通に認識しています。

深場で見えにくくなる
=見えない
と拡大解釈された典型例です。


「魚は痛みを感じない」説

これは現在ではほぼ否定されています。

研究により、
魚にも
・痛覚受容器
・ストレス反応
があることが確認されています。

ただし、
人間と同じ「感情的な痛み」ではありません。

感じない
→ ✕
感じ方が違う
→ ○


「魚は記憶力が3秒しかない」説

これも有名なガセです。

実際には、
・餌場
・危険
・ルート

を数週間〜数か月記憶する魚もいます。

この説は、
金魚の行動実験の誤解
から広まりました。


「潮が動かないと魚は絶対に釣れない」説

これも極端な誤解です。

確かに、
潮流は釣果に影響します。

しかし、
・風
・水温
・光量
・プレッシャー

これらが主因になるケースも非常に多いです。

潮止まり=絶対釣れない
→ ✕


「大きな魚ほど頭が良い」説

サイズと知能は比例しません。

・経験値が高い
・警戒心が強い

これが
「賢く見える」
だけです。

大型魚=学習済み個体
というだけの話です。


「魚は匂いだけでエサを判断している」説

これも誤解です。

魚は、
・視覚
・振動
・匂い

同時に使っています。

匂いが重要
→ ○
匂いだけ
→ ✕


なぜガセが広まりやすいのか

理由はシンプルです。

・反証が難しい
・体感ベースで語られる
・成功体験だけが残る

釣りは、
再現性が低い世界です。

だからこそ、
一度ハマった説明が神話化
されやすいのです。


釣り人にとって大事な考え方

・昔から言われている
・みんなが言っている

これは、
正しい理由にはなりません。

逆に、
・なぜそうなるのか
・条件が変わったらどうか

ここを考えると、
ガセと本質が自然に分かれます。


まとめ

・魚に関するガセは意外と多い
・多くは事実の拡大解釈
・環境要因を分解すると真実が見える
・ナマズ地震説も同じ構造

こうした視点を持つと、
釣りは「運」より「理解」に近づきます。

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