水温は計測場所や水深で大きく異なりますが、寒くなりやや下がってきました。
水温が計測場所や水深によって大きく異なるのは、主に「太陽光の届き方」「風や潮流の影響」
「季節変化」「地形の違い」など、複数の物理的要因が関係しているためです。
🌊【水温が場所・水深で異なる理由まとめ】
① 太陽光の届き方(緯度・水深)
- 表層の水温は太陽光の影響を強く受けるため、赤道付近では高く、極地では低くなる。
- 水深が深くなるほど太陽光が届かず、水温は急激に低下。深海ではほぼ一定の2〜3℃に保たれる。
② 水深による温度分布(表層混合層)
- 表層混合層とは、風や波によってかき混ぜられる層。夏は薄く、冬は厚くなる。
- 夏は表面だけが温まり、水深10mでも水温が大きく異なることがある。
③ 地形・潮流・風の影響
- 海岸の地形や風向きによって、冷たい深層水が湧き上がる(湧昇流)ことがあり、局所的に水温が低くなる。
- 例えば、南米沖や北米西岸では湧昇流により海面水温が低下する現象が確認されている。
④ 季節変化
- 夏は日射量が多く、表層水温が上昇。冬は風による混合が強まり、水温の鉛直分布が均一化する傾向がある。
🧪【実測での注意点】
- 同じ海域でも、水深5mと20mでは水温が2〜5℃違うことがある。
- 計測機器の深度設定や時間帯によっても、得られる水温データは大きく変化する。
📌【まとめ】水温は“動的な環境指標”
水温は、太陽・風・地形・季節・水深など、複数の要因が絡み合う“動的な環境指標”です。
釣りや漁業、海洋生物の生態を考えるうえで、「どこで・どの深さで・いつ測ったか」を明確にすることが重要です。


