🧩スパイクソールとは
構造と特徴
・靴底が硬いゴムや樹脂製のベースに、**金属ピン(スパイク)**が多数埋め込まれているタイプ。
・ピン先で岩の表面を「突く」ことでグリップ力を得る仕組み。
・濡れた岩や、コケが薄く付いた滑りやすい磯でも摩擦力を発揮します。
長所
・岩場やごつごつした地磯で強いグリップ力。
・フェルトより耐久性が高く、減りにくい。
・コケが薄い場所では抜群の安定感。
・砂利や泥が付きにくく、手入れが簡単。
短所
・コケが厚い場所やヌルヌルした岩では滑ることがある。
・船上やコンクリートではピンが滑り、逆に危険。
・金属ピンのため、船・車・床を傷つけやすい。
・歩行時の「カチャカチャ音」が気になる人も。
向いている釣り場
・乾いた磯、ゴツゴツした岩場、砂利浜混じりの磯。
・特に白浜・すさみなど岩質が固いエリアで有効。
🧩フェルトスパイクソールとは
構造と特徴
・靴底がフェルト(毛状繊維)+スパイクピンの二層構造。
・フェルトが岩肌に「密着」し、ピンが「刺さる」ことで二重のグリップ効果。
・特にコケや海藻が多い滑る磯面に強い。
長所
・ヌルヌルした岩・コケの上でも強力にグリップ。
・スパイク単体よりも安定感が高く、転倒防止効果が大きい。
・フェルトがクッションになるため、足への衝撃がやわらぐ。
短所
・フェルト部分がすり減りやすく、交換が必要。
・乾いた岩やコンクリートでは滑りやすい。
・乾くのに時間がかかり、カビや臭いの原因になりやすい。
・砂や泥が詰まりやすく、メンテナンスが手間。
向いている釣り場
・ぬめりの多い磯、潮だまり、海藻が多い場所。
・すさみ・串本のように湿った岩場が多い南紀エリアで特に人気。
⚖️スパイク vs フェルトスパイク 比較表
| 比較項目 | スパイク | フェルトスパイク |
|---|---|---|
| グリップ力(乾いた岩) | ◎ | △ |
| グリップ力(濡れ岩・コケ付き) | △ | ◎ |
| 耐久性 | ◎ | △ |
| メンテナンス性 | ◎ | △ |
| 滑りやすい環境対応 | △ | ◎ |
| 重さ | 軽い | やや重い |
| 値段 | やや安い | 少し高い |
| 向いている場所 | 硬い岩場・乾いた磯 | コケの多い湿った磯 |
🎣釣りスタイル別おすすめ
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磯フカセ釣り(グレ・チヌなど) → フェルトスパイクがおすすめ。
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ヤエン釣り・地磯でのアオリイカ狙い → フェルトスパイクが安定。
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ショアジギング・ゴツゴツした岩礁帯 → スパイクが向く。
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堤防釣り・テトラ釣り → 基本はスパイク。フェルトは摩耗が早い。
💡選び方のポイント
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釣り場の岩質を確認する。
→ コケが多いならフェルトスパイク。乾いた岩ならスパイク。 -
滑ってはいけない場面を想定する。
→ フェルトスパイクのほうが安全マージンは大きい。 -
メンテナンスのしやすさも考慮。
→ スパイクは長持ち・フェルトは消耗品。
🧽お手入れ方法の違い
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スパイク:
水洗いして乾燥させるだけでOK。
錆びたピンは早めに交換。 -
フェルトスパイク:
使用後は真水でしっかり洗い流す。
塩分やコケを落とし、風通しの良い場所で完全乾燥。
湿ったまま放置するとカビが発生する。
🪶まとめ
・スパイクは「乾いた岩場・耐久性重視」。
・フェルトスパイクは「コケや海藻の多い滑る磯・安全性重視」。
どちらも万能ではなく、釣り場の性質に合わせて選ぶのが最も重要です。
南紀のように濡れ岩が多い地域では、フェルトスパイクを選ぶ釣り人が圧倒的に多いです。

