
はい、アオブダイの身(筋肉)の毒性について、厚生労働省や自治体の情報などを基にファクトチェックします。
結論から言うと、**「基本的には無毒とされるが、ごく稀に身(筋肉)にも毒が含まれる個体が存在し、中毒例も報告されているためリスクはゼロではない」**というのが正確な情報です。
以下に詳しく解説します。
📝 ファクトチェック:アオブダイの部位別リスク
| 部位 | 危険度 | 解説 |
| 肝臓・消化管 | 【極めて危険】 | **猛毒パリトキシンを高濃度で含む可能性が非常に高いです。絶対に食べてはいけません。**過去の死亡事例の多くは内臓の摂取が原因です。 |
| 身(筋肉) | 【注意】 | 基本的には無毒とされており、市場に流通し食されている地域もあります。しかし、ごく稀に身の部分で中毒を起こした事例が報告されています。 |
なぜ身にも毒が含まれる可能性があるのか?
アオブダイの毒「パリトキシン」は、フグのテトロドトキシンと違い、アオブダイ自身が作り出すものではありません。餌となるイワスナギンチャクなどが持つ毒を、食物連鎖によって体内に蓄積します。
- 毒は主に肝臓や消化管に集中して蓄積されます。
- しかし、毒を持つ餌を大量に食べた個体など、何らかの要因で稀に身(筋肉)の部分にまで毒が移行することがあると考えられています。
実際に、長崎大学の研究報告書には、筋肉(身)や「あら」を食べて激しい筋肉痛などの症状で入院した中毒事例が記載されています。
厚生労働省や自治体の見解
厚生労働省や多くの自治体は、アオブダイを**「パリトキシン様毒を持つ有毒種」**として注意喚起しています。そして、以下のように呼びかけています。
肝臓や消化管は絶対に食べないでください。
身の喫食を明確に禁止してはいませんが、「食べないように」「販売しないように」と注意を促している自治体もあり、全体として喫食には慎重な姿勢を示しています。
【まとめ】
アオブダイの身は「安全」と断言することはできません。多くの場合で問題なく食べられていますが、「ごく稀に中毒するリスクがある」ことを理解した上で、自己責任で判断する必要があります。
最も重要なことは、どの部位であっても少しでも不安があれば食べないことです。そして、肝臓は絶対に口にしてはいけません。

