釣り人の間では「魚は本能で動く」「学習なんてしない」と思われがちです。
しかし近年の研究では、魚の中には“驚くほど賢い種類”が存在することが分かっています。
エサの種類や仕掛けを見破る魚、人の顔を識別する魚までいるのです。
では、魚の世界における“IQ”とはどんなものなのでしょうか?
目次
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魚にもIQがある?知能の定義
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IQが高い魚トップ5
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記憶力・学習能力・認識力の驚異
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釣り人が「見破られる」理由
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知能を逆手に取る釣り方とは?
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まとめ
魚にもIQがある?
人間のような“テスト形式のIQ”は魚にはありません。
しかし、研究者は「学習・記憶・問題解決能力」をもとに魚の知能を評価しています。
たとえば、
・エサを取るための工夫を覚える
・危険な仕掛けを学習する
・仲間との協調行動をとる
これらは、魚に「知能」がある証拠とされています。
IQが高い魚トップ5
第1位:タコ
厳密には魚ではありませんが、知能は魚類をはるかに超えています。
迷路を解いたり、瓶のフタを開けたりと、人間の幼児並みの認識力を持つといわれます。
観察眼が鋭く、同じ釣り方を繰り返すと学習して逃げることも。
第2位:ハタ(クエ・キジハタなど)
根魚の王様クラスはとても警戒心が強く、記憶力も高いことで知られています。
一度針にかかった経験を持つ個体は、同じ仕掛けを避ける傾向があります。
「昨日釣れたのに今日は無反応」──それは学習の結果かもしれません。
第3位:アオリイカ
視覚型ハンターの代表。
獲物を目で追い、動きや色を瞬時に判断して攻撃する高知能生物です。
エギの動きや色を覚えるとも言われ、釣り人のアクションを学習している可能性もあります。
第4位:チヌ(クロダイ)
“釣り人泣かせ”の代名詞。
嗅覚・聴覚・視覚を総動員して警戒行動をとります。
餌取りを避けて賢く餌をついばむ姿は、もはや知将クラス。
「寄せすぎると逆に逃げる」のも、過去の経験を活かしている証です。
第5位:グレ(メジナ)
群れの中で情報を共有し、仲間が危険を感じると全体が一斉に逃げるという高度な連携を見せます。
撒き餌の粒の落下スピードや潮の流れも把握して行動を変えるため、フカセ釣りで最も知能戦になる魚です。
記憶力と学習能力の秘密
魚は数日〜数週間にわたって記憶を保持できるとされています。
ある実験では、餌の出るレバー操作を2週間後も覚えていた魚も。
つまり、釣り人が見せた仕掛けやエサのパターンを“記憶”しているわけです。
釣り人が「見破られる」理由
・同じポイントで何度も同じエサを使う
・同じ時間帯に通う
・仕掛けが常に同じ
これらは魚にとって「不自然なパターン」として学習されていきます。
特に水が澄んでいる時期や、プレッシャーの高い場所では知能の高い魚ほど敏感に反応します。
知能を逆手に取る釣り方
知能が高い魚ほど、釣り方に“変化”が必要になります。
・いつもと違う角度から仕掛けを流す
・エサの種類を微妙に変える
・撒き餌の投入テンポをずらす
・道糸の色を変える
こうした小さな変化が、学習を打ち破るカギです。
特にアオリイカやチヌは、「初見の動き」に非常に弱いことが分かっています。
まとめ
魚にも確かな知能があり、釣り人の行動を観察・記憶しています。
つまり、「頭脳戦」で勝つことが釣果アップの秘訣。
次に竿を出すときは、“魚のIQ”を意識してみてください。
あなたの一投が、まるでチェスの一手のように感じられるはずです。


