カマスの名前の由来は?

 

① 「叺(かます)」=ワラ製の袋に似ている説(最有力)

「叺(かます)」とは、昔の日本で穀物や魚などを入れるワラ製の袋(俵のような入れ物)のことです。
魚のカマスの体が細長くて筒状
で、この袋に似ていることから、
「叺のような形の魚 → カマス」と呼ばれるようになったといわれています。

📖【根拠】
平安時代の辞書『和名抄(わみょうしょう)』には、すでに「加末須(かます)」という表記が見られます。
つまり、平安期(1000年前)にはすでに“カマス”という呼び名が定着していた古い魚名なのです。


② 口の形が「咬ます(かます)」=噛みつく魚だから説

カマスは英語でも “barracuda” と呼ばれるほど、鋭い歯を持つ肉食魚です。
捕食時には他の小魚を**がぶっと噛みつく(咬ます)**ため、
「噛ます(かます)」という動詞から転じたという説もあります。

この語感が日本語の「かます(噛みつく)」と一致するため、
一部地域ではこの説を強く支持する人もいます。


③ 干物を「叺(かます)」に入れて売ったことに由来する説

昔、カマスの干物は庶民の間で非常にポピュラーでした。
漁師が干したカマスを、ワラ袋(叺)に詰めて持ち運んでいたため、
「叺(かます)に入れる魚 → カマス」と呼ばれるようになった、という説もあります。

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