魚を生で食べた後に、急に胃が痛くなったことはありませんか。
その原因のひとつが「アニサキス」という寄生虫です。
特に釣り人や新鮮な魚を食べる機会が多い方にとっては、無視できない存在です。
この記事では、アニサキスを食べてしまった時の症状・治療法・予防方法を、釣り人の視点から詳しく解説します。
目次
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アニサキスとは?
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アニサキスを食べたらどうなる?
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主な症状の流れ
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治療方法
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釣り人ができる予防対策
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まとめ
1. アニサキスとは?
アニサキスは、サバ・イカ・アジ・サンマ・イワシなどの魚介類に寄生する線虫です。
長さは2〜3cmほどで、白くて細い糸のような姿をしています。
普段は魚の内臓に潜んでいますが、時間が経つと筋肉(身の部分)へ移動してくることがあるため、釣り人が釣った魚でも安心はできません。
2. アニサキスを食べたらどうなる?
人間の胃や腸に入り込むと、粘膜に噛みついて強烈な炎症を起こします。
体内で長く生きられるわけではなく、数日〜1週間程度で死滅しますが、その間に激しい痛みを伴います。
3. 主な症状の流れ
アニサキスを食べてしまった場合、数時間〜十数時間以内に以下のような症状が出ます。
・みぞおちの激しい痛み
・吐き気や嘔吐
・差し込むような腹痛
・腸まで移動した場合は膨満感や下痢
まるで胃潰瘍や腸閉塞のような症状に似ており、救急搬送されるケースも少なくありません。
4. 治療方法
もっとも効果的なのは、胃カメラで直接アニサキスを取り除く方法です。
自然に死滅するまで待つこともできますが、痛みが強烈なため、多くの人は医療機関で処置を受けます。
また、まれにアレルギー体質の人は「じんましん」や「アナフィラキシーショック」を起こす場合があるため注意が必要です。
5. 釣り人ができる予防対策
アニサキスは「冷凍」と「加熱」で死滅させられます。
・-20℃以下で24時間以上冷凍
・中心部まで60℃以上で1分以上加熱
釣った魚を生で食べる場合は、次の点に注意しましょう。
・釣ったらすぐに内臓を取り出す
・目視で身の中に白い糸状のものがいないか確認
・刺身で食べるなら「海水氷」で冷やし、鮮度を保つ
特に夏場は魚の内臓から身に移動しやすいため、処理の速さがカギになります。
6. まとめ
アニサキスを食べてしまうと、強烈な胃痛や嘔吐を引き起こす「アニサキス症」になります。
釣り人にとっては身近なリスクですが、
・冷凍
・加熱
・素早い内臓処理
この3つを意識すれば、かなりの確率で防ぐことが可能です。
安心して美味しい魚を食べるために、アニサキスの知識をしっかり身につけておきましょう。

