基本情報
・スズキ目コバンザメ科に属する海水魚。
・体長は50〜90cm前後(最大で1m超)。
・熱帯〜亜熱帯の外洋に広く分布し、日本では黒潮が接岸する南紀・沖縄などで見られます。
最大の特徴「吸盤」
・頭頂部に楕円形の吸盤状器官(背びれが変化したもの)を持つ。
・この吸盤で大型魚(サメ・エイ・カジキ・マンタなど)やウミガメ、船底に吸い付き移動する。
・寄生ではなく「便乗」や「共生」に近い関係。
・付着中は水流でエネルギーを節約しながら、宿主の食べ残しや外部寄生虫を食べます。
体の特徴
・体は細長く、背中は灰色〜茶褐色、腹部は白。
・吸盤以外はサバやスズキに似た流線型で遊泳力も高い。
・宿主から離れても自力で泳ぎ、獲物を追うことも可能。
食性
・主に小魚・甲殻類・プランクトン・宿主の食べ残しを摂取。
・外部寄生虫を食べることで宿主のクリーニング役を担う場合もあります。
釣り人向けの豆知識
・回遊魚やサメが多い海域でたまに釣れるレアゲスト。
・仕掛けに付いたエサやサビキを追って単独でヒットすることも。
・釣った後は吸盤を観察するとユニークで面白い。
・白身でクセが少なく食味は良いが、流通量が少なく珍味扱い。
コバンザメは「海のヒッチハイカー」とも呼ばれ、
サメやカジキにくっついて長距離を移動する習性が最大の魅力です。
釣りで出会えたなら非常にラッキーな体験といえます。


